言えないよ

シングル「言えないよ」について

1994年5月1日にリリースされた郷ひろみの「言えないよ」は、彼の66作目のシングルで、バラードの中でも特に印象的な一曲です。この楽曲は、前作の「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」に続くバラード3部作の2作目として位置づけられており、郷ひろみの音楽キャリアにおいて強いサウンドを放っています。

音楽的背景

「言えないよ」は、TBS系のドラマ『お見合いの達人』の主題歌として起用され、その情感豊かなメロディと歌詞は多くのファンの心に響きました。また、フジテレビ系の番組『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』のエンディングテーマにも採用されるなど、テレビ番組との連携が楽曲のプロモーションにも寄与しました。

この楽曲は、オリコン週間ランキングで最高27位を記録しましたが、その後の人気は持続し、1982年に発表された「哀愁のカサブランカ」以来、35万枚以上の売上を達成しました。また、オリコンの100位内において通算39週にわたってランクインするという記録も樹立し、郷ひろみにとって最高の記録となっています（ちなみに、2番目の記録は「GOLDFINGER '99」で、こちらは31週のランクインでした）。

収録曲

シングルには以下の楽曲が収められています：

• - 言えないよ（5分00秒）

作詞：康珍化
作曲：都志見隆
編曲：山本健司

• - TRY LOVE

作詞：南風沙子
作曲：郷ひろみ
編曲：林有三

• - 言えないよ（オリジナル・カラオケ）

カバー

この楽曲は他のアーティストによるカバーも存在しています。特に、及川光博は2005年にリリースしたアルバム『夜想曲-ノクターン-』に収録し、倖田來未も2010年のカバー・アルバム『ETERNITY〜Love & Songs〜』において取り上げています。このように「言えないよ」は時代を超えて多くのアーティストに愛され続け、カバーされる名曲となっています。

まとめ

「言えないよ」は、郷ひろみの音楽キャリアの中で重要な位置を占める楽曲であり、その歌詞やメロディは多くの人々の思い出に留まっています。リリースから数十年が経過してもなお、彼の情熱は色あせることなく、今なお多くの人に影響を与え続けています。音楽史においても特筆すべき作品であることから、1994年の音楽シーンにおいては欠かせない一曲となっています。

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