許嫁協定

許嫁協定

『許嫁協定』は、フクダーダによって『ヤングエース』（KADOKAWA）で2012年8月号から2018年12月号まで連載された漫画作品です。作者であるフクダーダにとって、初の一般向け漫画として知られています。

あらすじ

主人公である兼多航は、幼い頃に両親が離婚し、母子家庭で育ちました。そんな彼の前に突然、3人の美少女が現れ、「私たちはあなたの許嫁です」と告げ、航にキスをします。さらに翌日、航は自分が日本有数の大企業・雪溝グループの御曹司であるという衝撃的な事実を知らされます。

登場人物

許嫁協定のメンバー

兼多 航（かねだ わたる）
本作の主人公。高校2年生。雪溝グループの御曹司でありながら、母子家庭で育ちました。お人好しな性格で、5人の許嫁候補との間で揺れ動きます。プログラマーを目指しており、IT企業と提携して仕事をしています。

紅林 智（くればやし とも）
航の幼馴染。ツリ目とボブカットが特徴的な美少女。活発で猪突猛進な性格。航とは家が近いため、ベランダ伝いに行き来しています。

扇黄 珠代（おうぎ たまよ）
許嫁協定の発案者。日本有数の財閥・扇黄グループの令嬢。才色兼備で、フランス留学帰りの帰国子女。航に一途な想いを寄せていますが、嫉妬深い一面も。

藍京 莉歌（あいきょう りか）
国内トップの化粧品メーカー・藍京化粧品の令嬢。モデルとしても活躍しています。サバサバとした性格で、男勝りな口調が特徴。

黛 紗苗（まゆずみ さなえ）
旧華族の名家・黛家の跡取り娘。幼い容姿とは裏腹に、怪力の持ち主。無口で無表情なため、何を考えているか分かりにくいですが、実は毒舌家で大食漢。

こゆき・ブランシュール
許嫁協定における最後のメンバー。フランスでIT企業を経営している日本人の父親と、フランス人の母親を持つハーフ美女。巨乳。

私立瑛菘学園の関係者

前島 乙寧（まえしま おとね）
2年F組の担任教師。協定メンバーの騒動に頭を悩ませています。婚活に励む一方、生徒たちの問題に真剣に向き合おうとする先生です。

五十川 恒継（いそかわ つねつぐ）
航の親友。小柄な体格で、航にアドバイスを送ります。

橘 慧（たちばな けい）
航の親友。

左海 風吹（さかい ふぶき）
智の親友。航の優柔不断な態度に怒っています。

右代 都（うだい みやこ）
智の親友。慧と交際中。

親族

雪溝 延和（ゆきみぞ のぶかず）
航の父親で、雪溝グループの総帥。本編には未登場ですが、物語の鍵を握る人物です。

* 兼多 南美（かねだ なみ）
航の母親。旧姓は雪溝。海外勤務のキャリアウーマンで、航が5歳の時に延和と離婚しました。

許嫁協定とは

本作の主軸となる協定。扇黄珠代が発案しました。航との婚姻を希望する5人の少女たちが、様々な条件のもとで彼を射止めようとします。後に、航自身が改良を加えた「許婚協定」が発案され、それぞれが真剣に将来を考えるようになります。

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