誠直也

誠直也（まこと なおや）

誠直也（1948年6月25日生まれ、本名：古川誠剛）は、日本の俳優であり、特に特撮作品やテレビドラマでその名を広めた。彼は佐賀県佐賀市出身で、法政大学文学部哲学科を卒業後、不動産会社に就職する予定だったが、知人の勧めにより俳優の道に進むことを決心した。

来歴

誠は学生時代からラグビーに情熱を注いでおり、1967年には高校ラグビー選手権で主将として出場し優勝を果たす。しかし決勝戦で負傷し、その後の選手生活を断念せざるを得なかった。1971年には映画『現代やくざ 血桜三兄弟』で役者デビューし、その後『不良番長』シリーズや1973年の特撮ドラマ『ファイヤーマン』での主演を経て、一躍名を馳せた。特に『ゴレンジャー』では、海城剛／アカレンジャーとして知られ、再びヒーロー役を務める。

1977年から1985年まで続いたテレビドラマ『特捜最前線』では吉野刑事としてレギュラー出演し、多くのスタントを自ら演じるなど、アクション俳優としての技量を示した。2003年には映画『実録ヒットマン 北海の虎・望郷』で初の主演を務め、その後も特撮作品に復帰している。2011年には『海賊戦隊ゴーカイジャー』にてアカレンジャー役として客演し、ファンからの支持を受け続けている。

仕事とエピソード

誠の趣味はゴルフや釣り、絵画であり、ラグビーやダイビング、柔道、剣道といった特技も持っている。彼の名前の由来は、本名の一部から取られている。後年のインタビューでは、多くの師匠を持ち、特に岸田森や石ノ森章太郎からの影響を受けたことを語っている。

特に『ファイヤーマン』では、撮影中に九州弁の訓練を受ける苦労をしながらも、演技力の向上を感謝している。また、『仁義なき戦い』シリーズでは先輩たちからの厳しい指導に耐える中で、役者としての楽しさを見出したとも語る。このような経験が彼の演技力を磨く基盤となった。

『特捜最前線』での吉野役ではキャラクターの掘り下げが不足していると感じつつも、長期に渡る出演に感謝している。一方で、俳優としてのデメリットもあったと振り返っている。家庭面では、彼の妻である早川絵美とは共演をきっかけに結婚しており、二人は長年の絆を深めてきた。

出演作品

彼の主要な出演作には、特撮ですね『ファイヤーマン』や『秘密戦隊ゴレンジャー』、さらには『特捜最前線』などがあります。それに加えて、大河ドラマや時代劇にも多く出演し、多彩な役柄に挑戦している。

誠直也は今もなお現役の俳優として、幅広いジャンルで活動しており、彼の経歴や経験は、後輩俳優たちにとって貴重なサンプルとなっている。これからの活躍にも注目が集まる。

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