諏訪峠 (新潟県・会津街道)
諏訪
峠は、
新潟県東蒲原郡阿賀町に位置する
峠であり、かつて会津街道が経由していました。現在、日本には複数の「諏訪
峠」が存在しますが、ここでは阿賀町にある
峠について解説します。
概要
江戸時代、
陸奥国会津若松と越後国新発田を結ぶ重要な街道として、越後街道(越後側からは会津街道と呼ばれていました)が諏訪
峠を経由していました。しかし、現代においては、
国道49号をはじめとする主要な交通路が
阿賀野川沿いに整備されたため、諏訪
峠を経由することはなくなりました。同様に、
磐越自動車道やJR東日本
磐越西線も、諏訪
峠を通らず
阿賀野川沿いを走っています。
地理的には、諏訪
峠は阿賀町角島と行地の境界に位置しています。これは、現在の阿賀町が成立する以前、
津川町と三川村の境界であったことに由来します。
峠の周辺には、当時の面影を残す
一里塚や
石畳の道が残されており、歴史を感じさせる景観が広がっています。
現在、阿賀町の
阿賀野川沿いと新発田を結ぶ
新潟県道14号新発田津川線は、諏訪
峠を通らず、JR東日本
磐越西線三川駅付近から新谷川に沿って北上するルートを通っています。
諏訪
峠は、交通の要所としての役割を終えたものの、歴史的な価値を持つ場所として、その存在意義を保っています。かつての会津街道の一部として、往時の面影を今に伝える貴重な遺産と言えるでしょう。
関連項目
日本の峠一覧
越後街道 (会津街道)
惣座峠
鳥井
峠
外部リンク
会津街道ブックレット・ルートマップ - 新潟県新潟地域振興局 企画振興部
いにしえに思いをはせる・・・ -会津街道- - 新潟県新潟地域振興局 企画振興部