諏訪市立城南小学校

諏訪市立城南小学校：温泉が湧く学校の歴史と魅力

長野県諏訪市高島に位置する諏訪市立城南小学校は、その名の通り高島城の南に広がる地に建つ公立小学校です。児童数約600名、1学年3～4クラスという規模で、地域社会に密着した温かい教育を実践しています。

歴史と変遷：尋常高等小学校から現在へ

城南小学校の歴史は古く、1939年5月11日、高島尋常高等小学校西校として開校したのが始まりです。その後、幾度かの改称を経て、1947年4月1日に現在の校名となりました。

1950年には、校内に温泉による風呂設備が完成。これは全国的にも珍しい事例であり、城南小学校を特徴づける大きな要素となっています。以来、児童たちは授業後や水泳の後に、この温泉で日頃の疲れを癒しています。

1971年には給食室からの火災により一部校舎が焼失する大きな出来事がありましたが、これを機に校舎の全面建て替えが行われ、1975年には新たな校舎が完成しました。現在も、この近代的な校舎で児童たちは活き活きと学んでいます。

学校の歴史の中で、1954年には校章、1959年には校歌（作詞：勝承夫、作曲：平井康三郎）が制定されるなど、重要な節目がありました。2009年には創立70周年を迎え、これまで培ってきた伝統と実績を誇りながら、さらなる発展に向けて歩みを進めています。

温泉を活用した特色ある教育

城南小学校の最大の特徴は、なんといっても校内にある温泉風呂「城南温泉」です。上諏訪温泉の恵みを受けたこの温泉は、児童たちの心身をリフレッシュさせる貴重な存在となっています。水泳授業後などに入浴することで、心身ともにリラックスできる環境が提供され、学校生活の充実にも繋がっています。

この温泉の存在は、全国的に注目を集めており、テレビ番組などでも度々取り上げられています。温泉のある小学校として知られることは、学校にとって大きな誇りであり、地域にとっても貴重な存在となっています。

地域に愛される学校

城南小学校は、約600名の児童と教職員、そして地域住民によって支えられています。地域との連携を大切にし、地域行事への参加やボランティア活動などを通して、地域社会との繋がりを深めています。

卒業生の中には、諏訪市長を務める金子ゆかり氏など、地域社会に貢献する人材も輩出しています。これは、城南小学校が長年に渡り、地域社会に貢献する人材育成に力を入れてきた証と言えるでしょう。

未来へ向けて

歴史と伝統を誇り、温泉というユニークな特色を持つ諏訪市立城南小学校。これからも地域社会に貢献し、児童たちの健やかな成長を支える教育を展開していくことでしょう。その未来に期待せずにはいられません。

アクセス

JR東日本中央本線の上諏訪駅から徒歩約15分というアクセスも魅力です。周辺環境も良く、安心して通学できる立地となっています。

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