諫早茂元

諫早茂元（いさはや しげもと）は、江戸時代前期の武士であり、肥前国佐賀藩に仕えた人物です。諫早鍋島家（諫早氏）の6代目当主として知られています。

生涯

寛文15年（1665年）、4代諫早邑主であった諫早茂真の五男として誕生しました。兄である茂門がいたため、当初は家督を継ぐ立場ではありませんでした。しかし、延宝8年（1680年）、兄・茂門が急逝したため、その後を継いで6代邑主となりました。

茂元は、元禄7年（1694年）に30歳という若さで亡くなりました。男子がいなかったため、鍋島直堯の子である茂晴を婿養子に迎え、家督を譲りました。これにより、諫早鍋島家は血統を維持し、存続することになりました。

系譜

父：諫早茂真（1636年 - 1672年）
母：不詳
室：不詳
女子：於福 - 諫早茂晴正室
養子：諫早茂晴（1680年 - 1736年） - 鍋島直堯の子

補足

諫早茂元の生涯は、短くはありましたが、諫早家の歴史において重要な役割を果たしました。彼の死後、養子として迎えられた茂晴が家督を継ぎ、諫早鍋島家はその後も存続しました。

参考資料

文道全則　武威是備　「諫早家ゆかりの品々展」　図録
* 諫早街道をたずねて（山崎諭著　高来町敎育委員会、 1968年）p30

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