諸星裕

諸星裕氏は、1946年10月7日、神奈川県二宮町生まれの学者、教育者、そして現在は実業家として活躍されています。桜美林大学名誉教授、ミネソタ州立大学特別功労教授の肩書きを持ち、一般社団法人日本ゴルフツアー機構の会長職を務めるなど、多岐にわたるキャリアを築いてこられました。

国際基督教大学卒業後、諸星氏は1970年に渡米。ブリガムヤング大学大学院で余暇学を専攻し、修士号を取得します。その後、オンタリオ州矯正省で勤務した後、ユタ州立大学大学院で博士号を取得。ミネソタ州立セントクラウド大学では助教授から教授へと昇進し、更には学部長代行も務めました。ミネソタ州立大学秋田校の学長も歴任するなど、教育者としての道を着実に歩まれています。

1998年には、桜美林大学大学院アドミニストレーション研究科教授に就任。1999年には教学担当副学長に就任し、大学経営にも深く関わりました。2017年には桜美林大学名誉教授の称号を得ています。

学究の道を歩む傍ら、諸星氏は長年、テレビ番組にも出演し、コメンテーターとして活躍しました。フジテレビの朝の情報番組『おはよう!ナイスデイ』、『情報プレゼンター とくダネ!』にレギュラー出演し、その分かりやすい解説と独自の視点で多くの視聴者から支持を得ていました。特に『とくダネ!』では12年間にわたるレギュラー出演を果たし、番組の顔として活躍しました。2010年3月に番組を卒業した後も、2021年3月の最終回にゲスト出演し、番組の終焉を飾りました。その他、日本テレビ『THE・サンデー』、MBSテレビ『ちちんぷいぷい』、東海テレビ『ぴーかんテレビ』、TBSラジオ『荒川強啓 デイ・キャッチ!』など、数多くの番組に出演し、幅広い知識と経験に基づいたコメントを提供しています。

また、諸星氏は、交渉術に関する専門的な知識にも長けており、『プロ交渉人―世界は「交渉」で動く』（2007年、集英社）、『消える大学 残る大学 全入時代の生き残り戦略』（2008年、集英社）など、複数の著書を出版しています。これらの著作は、交渉における戦略や大学経営における課題など、社会的に重要なテーマを分かりやすく解説し、高い評価を受けています。

近年では、日本ゴルフツアー機構（JGTO）の会長に就任。長年の教育経験と交渉術の専門性を活かし、日本のゴルフ界の発展に貢献されています。日本ゴルフ改革会議の副議長も務め、日本のゴルフ界の更なる発展に向けて尽力しています。BS日本番組審議会委員も務めるなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。

諸星裕氏のキャリアは、教育者、学者、そして実業家としての多様な経験と活躍を示しています。それぞれの分野で培ってきた知識と経験を活かし、今後、更なる活躍が期待されます。

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