謝龍介

謝龍介のプロフィール

謝 龍介（しゃ りゅうかい、1961年10月3日生まれ）は、中華民国（台湾）の著名な政治家であり、中国国民党に所属しています。彼は2002年から2022年までの20年間、台南市議会議員として市政に関与し、その後2024年には立法委員に選出されました。市議会議員時代には、特に当時の台南市長、頼清徳との激しい対立で知られています。

来歴

謝龍介は最初に職業軍人として海軍陸戦隊に仕官し、その後1990年代に台南市北区の安民里で里長を務めました。1998年には台南市議会議員選挙に出馬するものの落選しましたが、2002年に再度挑戦し、初当選を果たしました。彼の言動や行動は多くの注目を集め、特に台湾語を流暢に話すことから国民党主席の連戦の目に留まり、文化伝播委員会のスポークスマンに抜擢されました。

しかし、2005年には馬英九の選挙運動を支援するためその職を辞職しました。2006年には国民党主導の政権に対する抗議運動に参加し、自らの影響力を発揮しました。同年には高雄市長選挙での失言が問題視され、批判を受けましたが、その後も精力的に活動を続けました。

2007年には民進党の政治家に対する腐敗を示すトランプ（情報カード）を国民党から発行し、これが大きな話題となりました。また、同年、民進党との対立が激化し、台南市議会内での騒動に巻き込まれるなど、波紋を呼ぶ出来事が続きました。

2008年には予備選挙で市長候補に選ばれましたが、台南市と台南県の合併により選挙が中止となり、任期延長が決定しました。2014年には頼清徳市長との直接対決があり、議会でのやり取りがメディアに取り上げられるなど、注目を集めました。2015年、他の議員とともに被災者支援のための寄付を行うなど、社会的な活動も展開しました。

近年の活動

2022年には台南市長選挙に出馬し、約5万票の差で現職の候補者に敗れたものの、国民党候補としての支持を受けて立法委員選挙に臨みます。2023年には当選を果たし、立法委員に就任しました。2024年には再び市長選挙への意欲を示しており、今後の活動に期待が寄せられています。

人物像

謝龍介は台湾語を得意としており、議会での発言などで頻繁に使用しています。また、誤って外省人と誤解されることがありますが、実際には台南の本省人です。彼は馬英九を尊敬しており、私生活では仏教と道教を信仰しています。さらに、元々プロ野球球団「統一ライオンズ」の支持者であり、ライオンズのファンである頼清徳と様々な交流を持ち、時には市民球団設立についても考えを共有していましたが、その後の展開には不満を持つこともあったようです。

彼の政治家としての道のりは、様々な対立や社会問題への積極的な介入から成り立っており、今後の活動にも注目が集まっています。

もう一度検索