谷一歩

谷 一歩（たに はつほ、1990年5月8日 - ）は、日本の元女優、元タレントです。

概要

千葉県木更津市の出身で、「はっち」という愛称で活動していました。かつてはホリ・エージェンシーに所属し、テレビ、ラジオ、雑誌、舞台など、多岐にわたるメディアで活躍しました。

経歴

彼女は木更津市立清川中学校、千葉県立木更津高等学校を卒業した後、千葉大学教育学部小学校教員養成課程理科選修で学びました。大学在学中の2011年には、学内のミスコンテストであるミス千葉大学において準グランプリを獲得し、その存在を知られるようになります。同年8月、女性アイドルユニット「すうぃーとにゃんにゃん」のメンバーとして、本格的に芸能活動を開始しました。

精力的な活動を続ける中、2014年5月には英国への留学を決意し、これを理由に芸能活動を一時休止します。その後、2017年3月の時点では、所属していたホリ・エージェンシーの公式ウェブサイトから彼女の名前が確認できなくなっており、これにより事実上の芸能界引退と見なされています。

人物像

谷一歩は、警視庁に勤務する警察官の父と、ローカル局のアナウンサーである母という家庭環境に育ちました。彼女の特技は書道、ギター、水泳と幅広く、趣味としてはテニス、読書、作詞を挙げています。特にテニスとビリヤードを好きなスポーツとしており、目標とする女優には貫地谷しほりを、好きな作家には日本文学を代表する太宰治や、国際的に評価の高い村上春樹を挙げています。

また、ユニークなキャラクターとして、かつて医師や政治家、弁護士など、特定の職業に限らず様々な分野の人物との交友関係を公言し、これらを「谷コミューン」と称してメディアで語り、注目を集めた時期がありました。しかし、大学卒業を機にこの「谷コミューン」に関する発言を否定しています。

2012年には講談社が主催したアイドルオーディション「ミスiD2013」に応募し、多くの応募者の中から最終選考に残る20名のファイナリストまで進出しましたが、残念ながら受賞には至りませんでした。

主な活動内容

芸能活動中には、様々なジャンルの作品に出演しました。

テレビドラマでは、日本テレビ系の『三毛猫ホームズの推理』の数話、フジテレビ系の『最高の離婚』で森田穂香役、テレビ朝日系の『お天気お姉さん』第1話で木下ナヅナ役などを務めました。

バラエティ番組にも多数出演しており、『学生才能発掘バラエティ 学生HEROES!』、『SmaSTATION!!』、『芸人報道』、『サンデージャポン』、『有吉ジャポン』、『踊る!さんま御殿!!』、『ダウンタウンDX』など、人気番組でその個性的なトークやキャラクターを披露しました。特に、前述の「谷コミューン」に関する話題は、バラエティ番組で多く取り上げられました。

この他にも、ウェブ番組『バナナマンのテイテン』やラジオ番組『RADIPEDIA』、『レコメン!』への出演、舞台『W-Speak第一回公演『笑劇乙女』』での演技経験もあります。また、『フライデー』、『SPA!』、『週刊大衆』、『ViVi』、『FLASH』、『週刊プレイボーイ』といった様々な雑誌でグラビアや特集記事が組まれ、幅広い活動を行っていました。

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