谷昌樹 (ラグビー選手)

谷 昌樹（たに まさき）は、1990年9月18日に大阪府で生まれた日本の元ラグビーユニオン選手です。主にフランカー（FL）のポジションでプレーしました。身長180センチメートル、体重103キログラムという体格を活かし、献身的なプレーでチームに貢献しました。ニックネームは「マッキー」として知られていました。

彼のラグビー人生は、中学1年生の時に始まりました。大阪で基礎を学び、高校はラグビー強豪校である東海大学付属仰星高等学校に進学。ここでさらなる実力を培いました。高校卒業後、2009年に東海大学に進学し、大学ラグビー界で活躍しました。東海大学時代の同期には、後に共にトップレベルで活躍する阿部浩士氏、阪本圭輔氏、高平拓弥氏、百武優雅氏、三上匠氏、村山廉氏といった顔ぶれがいました。また、高校・大学を通じてチームメイトだった宮田一馬氏、高校時代の同期である松延泰樹氏、山口浩平氏といった選手たちとも切磋琢摩しました。

大学を卒業した2013年、谷選手は国内最高峰のラグビーリーグであるジャパンラグビートップリーグに所属するパナソニック ワイルドナイツ（現在の埼玉パナソニックワイルドナイツ）に加入しました。プロキャリアのスタートを切ったその年の8月31日、トップリーグ2013-2014シーズンの開幕戦となる近鉄ライナーズ戦において、途中出場ながら公式戦デビューを果たしました。

パナソニック ワイルドナイツ、そしてチーム名が変更された埼玉パナソニックワイルドナイツにおいて、谷選手は長きにわたりチームの一員として貢献しました。フランカーとして、フォワード第三列から粘り強く、また運動量豊富なプレーを見せ、スクラムサイドやブレイクダウンでの激しい攻防で存在感を示しました。彼はチームの文化に深く根ざし、経験豊富なベテラン選手として、若い選手たちにとっての手本でもありました。また、現役時代には関東代表にも選出されるなど、地域レベルでもその実力が認められていました。

谷選手のワイルドナイツでのキャリアは、2023-24シーズンをもって一区切りとなりました。2024年5月、彼は長年所属したチームからの退団を発表し、トップレベルでの選手活動を終えました。彼の10年以上にわたるプロキャリアは、多くのファンに記憶されることでしょう。チームへの献身とフランカーとしてのタフなプレーは、ワイルドナイツの成功に貢献した要素の一つと言えます。

谷昌樹選手の今後の活動については、現時点では定かではありませんが、ラグビー界で培った経験を活かした活躍が期待されます。

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