谷村町駅

谷村町駅概要

谷村町駅（やむらまちえき）は、山梨県都留市の上谷一丁目にある富士山麓電気鉄道富士急行線の駅です。この駅は、駅番号FJ07が付与されており、副駅名には「谷村城下町」が使用されています。

歴史

谷村町駅は1929年の6月19日に開業しました。設立以降、この駅は地域の交通の中心として多くの利用客に親しまれ続けています。1978年に業務が委託化され、現在は無人駅として運営されています。2015年には、利用客の利便性を向上させるためにICカード「Suica」の導入が行われ、駅利用が便利になりました。

さらに、2017年には文化庁から登録有形文化財に認定され、歴史的価値が評価されています。2021年に副駅名「谷村城下町」が導入され、地域の歴史と文化をより意識したネーミングとなりました。2022年には富士急行の鉄道事業が分割され、新たに富士山麓電気鉄道の駅となりました。

駅構造

駅は相対式ホームを持つ地上駅で、上下列車が行き違うことができる構造です。駅のホームは2面2線で、南北に延びる線路に接しています。駅舎は木造の平屋建てで、特徴的な屋根には風見鶏が設置されています。駅舎には広い待合所、窓口、簡易Suica改札機があり、外部にはタクシー会社のオフィスと定食屋も入っています。さらに、立ち食いカウンターが以前は利用されていた名残が見えています。

利用者は2021年度のデータで、1日平均446人という結果が出ています。

駅周辺

谷村町駅は都留市の中心部、特に谷村地域に位置しています。周辺にはかつての城下町の風情を残す町並みが広がっており、江戸時代の歴史を感じることができます。近くには都留市役所があり、非常に便利な場所となっています。また、駅前の城南公園には松尾芭蕉の句碑が建立されており、地域の文化に触れることができます。

以前は都留文科大学の最寄り駅としても活用されていましたが、現在は都留文科大学前駅が設けられたため、その役割は譲られています。

バスアクセス

谷村町駅の近くには、バス停も設置されていて、周辺地域へのアクセスが充実しています。駅前のバス停や、徒歩200メートルほどの国道139号沿いのバス停からは、路線バスが発着しています。また、予約が必要な乗合タクシー「つる～と東桂」も利用でき、地域住民に便利な交通手段となっています。

その他の情報

谷村町駅は、乃木坂46のシングル「今、話したい誰かがいる」の音楽ビデオや映画「麦子さんと」、ドラマ「ホットスポット」の撮影場所としても使用され、多くのファンに知られています。

隣接駅

富士山麓電気鉄道の次の駅は都留市駅 (FJ06)であり、次の駅は都留文科大学前駅 (FJ08)です。

参考

この駅は地域に深く根ざしており、交通の要所としてだけでなく、文化的なランドマークとしても重要な存在のーつとなっています。

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