都留市駅

概要

都留市駅（つるしえき）は、山梨県都留市つる一丁目に位置する富士山麓電気鉄道の富士急行線に所属する駅です。駅番号はFJ06で、かつては特急列車が停車する代表的な駅でしたが、都留文科大学前駅の開業以降は特急の通過駅となっています。定期ダイヤでは始発・終着列車は設定されていませんが、イベント時には特別な列車が運行されることもあります。

歴史

この駅は1929年に谷村横町駅として開業しました。その後、1965年に都留市駅に改名され、1980年には委託化が進められました。2015年にICカード「Suica」の利用が可能になり、2017年には富士登山電車以外のすべての快速列車が停車するようになりましたが、2020年には快速列車が廃止され、現在は普通列車のみが停車しています。さらに2022年、富士急行の鉄道事業が分割され、富士山麓電気鉄道の駅となりました。

駅の構造

都留市駅は地上駅で、島式ホームが1面2線あり、さらに駅舎の脇に到る側線が1本存在します。ホームは南北に走っており、駅舎は東側に位置しています。駅舎は木造の平屋建てで大きく、内部には広い待合所があります。自動券売機から切符を購入でき、改札口には簡易Suica改札機も設置されています。また駅舎内にはタクシーの待合所があり、駅前にはタクシーが常時待機しています。1980年代までは売店もありましたが、現在は閉鎖されています。

のりば

のりばは駅舎側が1番線で、対面が2番線です。通常は1番線を利用しますが、列車の行き違い時には上り列車が2番線に入ることがあります。また、JR直通の普通列車については、行き違いに関わらず2番線を使用します。2021年度には、1日平均347人がこの駅を利用していました。

駅周辺の情報

都留市駅は都留市の中心部、特に谷村地区に位置しています。この周辺には商店街が広がり、さまざまな施設にアクセスしやすい環境です。ただし、都留市役所などの主要施設には、谷村町駅の方が近いです。さらに、国道139号や中央自動車道の都留インターチェンジへもアクセスが容易です。また、駅舎隣にはバス乗り場があり、路線バスや予約型乗合タクシーを利用できます。徒歩8分ほどの距離には、高速バスが発着する都留バスストップも存在しています。

隣接駅

都留市駅の隣には、富士山麓電気鉄道の赤坂駅（FJ05）と谷村町駅（FJ07）があります。

このように、都留市駅は山梨県内の交通の要所であり、地域の中心的な存在として多くの利用者に親しまれています。

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