谷汲口駅

谷汲口駅の概要

谷汲口駅（たにぐみぐちえき）は、岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬に位置し、樽見鉄道の樽見線に属する駅です。この駅は、その歴史や周辺施設、アクセスの良さから多くの訪問者を魅了しています。駅番号はTR12です。

歴史

谷汲口駅は1956年の3月20日に、国鉄樽見線の大垣駅からここまでの区間の営業開始とともに設立されました。当初は終着駅としての役割を果たし、1958年には美濃神海駅（現在の神海駅）までの延伸が行われました。その後、1984年に樽見線が第三セクターとして移管され、樽見鉄道の駅となりました。

駅構造

この駅は、単式ホーム1面1線を備えた地上駅です。列車はホームの大垣寄りの特定の場所に停車するため、利用者にとってもわかりやすい構造と言えます。かつては島式ホーム1面2線が存在していましたが、現在は単純化されています。また、駅構内には旧国鉄の客車であるオハフ502が静態保存されており、鉄道ファンにも喜ばれるスポットとなっています。この駅は無人駅ですが、桜の季節には駅員が臨時で配置されることがあり、その間は普通乗車券を持っている乗客が途中下車をすることも可能です。

利用状況

谷汲口駅周辺には、訪れる価値のある様々な施設があります。近隣には谷汲温泉があり、日帰りで楽しむことができます。さらに、谷汲山華厳寺も周辺に位置しており、観光のスポットとして非常に人気があります。これらの施設にとって、谷汲口駅はアクセスの良い玄関口となっています。

駅周辺と交通

駅周辺には岐阜県道255号根尾谷汲大野線が通っています。また、駅の前には「谷汲口駅」というバス停が設けられ、以下のようなバス路線が利用できます：

• - 揖斐川町ふれあいバス

- 谷汲線
- 谷汲中央診療所前行き（運行は月曜のみ）
- 谷汲山線（こちらは土日祝日のみの運行です）

平日に谷汲山華厳寺へ向かう場合には、揖斐川町が提供するはなももバスの事前予約が必要です。また、谷汲口駅を含む周辺エリアには、デマンドバスも運行。これにより、近隣の観光スポットへアクセスすることが可能です。

隣接駅

樽見鉄道の樽見線の隣接駅としては、木知原駅（TR11）と神海駅（TR13）があり、利便性の高い位置に立っています。

このように、谷汲口駅は歴史や周辺施設の魅力に加え、周囲の交通手段の充実から、訪れる人々にとって便利で魅力的な場所であると言えるでしょう。

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