谷良一

谷良一（たに りょういち）氏は、株式会社よしもとプロダクツの代表取締役会長であり、吉本興業ホールディングスの取締役も務める実業家です。特に、漫才コンテスト「M-1グランプリ」の立ち上げに深く関わったことで知られています。

経歴

滋賀県出身の谷氏は、滋賀県立彦根東高等学校を経て、京都大学文学部国文科を卒業後、1981年に吉本興業に入社しました。

入社後、横山やすし・西川きよしといった大物タレントのマネージャーを始め、数多くのタレントのマネジメントを担当しました。太平サブロー・シロー、西川のりお・上方よしおなど、人気コンビのマネージャーも務め、その後、東京に異動し渋谷公園通り劇場の支配人を務めました。

2001年、谷氏は島田紳助氏とともに、「若手漫才師を対象とした新たな漫才コンクール」を企画しました。オートバックスセブンの代表取締役であった住野公一氏との交渉の結果、スポンサー契約を取り付け、「M-1グランプリ」の開催を実現させました。谷氏は、M-1グランプリの企画・制作に深く携わり、2010年までプロデューサーとしてその運営を支えました。

2008年10月には、株式会社よしもとファンダンゴの代表取締役社長に就任。その後も、株式会社よしもとクリエイティブエージェンシーの専務取締役、株式会社よしもとデベロップメンツの代表取締役社長を歴任し、現在に至ります。

谷氏のブログでは、復活後のM-1グランプリについても言及しており、M-1グランプリに対する熱い思いを垣間見ることができます。

担当番組

過去に担当した番組には、以下のようなものがあります。

M-1グランプリ（2001年 - 2010年）
恋のから騒ぎ
ナンバ壱番館
R-1ぐらんぷり


谷氏は、M-1グランプリの立ち上げから長年にわたり、日本のエンターテイメント業界に大きく貢献した人物であると言えるでしょう。

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