豊並村

豊並村（とよなみそん）

豊並村は、かつて岡山県勝田郡に存在した村です。現在の奈義町の小坂、行方、高円、関本、西原、馬桑、皆木といった地域が、かつての豊並村に該当します。

歴史

豊並村は、1889年（明治22年）6月1日の町村制施行によって誕生しました。この時、勝北郡の小坂村、行方村、高円村、関本村、西原村、馬桑村、皆木村が合併し、豊並村が成立しました。村役場は大字行方に置かれました。

1900年（明治33年）4月1日には、勝北郡が勝南郡と合併し、勝田郡が新たに発足しました。豊並村もこれに伴い、勝田郡に属することとなりました。

その後、1955年（昭和30年）2月1日に、豊並村は勝田郡の北吉野村、豊田村と合併し、新たに奈義町が誕生しました。これにより、豊並村としての歴史は幕を閉じました。

地名の読み方

豊並村を構成していた各地域の地名の読み方は以下の通りです。

小坂（おさか）
行方（ぎょうほう）
高円（こうえん）
関本（せきもと）
西原（にしばら）
馬桑（まぐわ）
皆木（みなぎ）

現在の様子

現在のこれらの地域は、奈義町の一部として発展しています。各地域には、以下の郵便番号が割り当てられています。

708-1301 奈義町馬桑
708-1302 奈義町小坂
708-1303 奈義町皆木
708-1304 奈義町関本
708-1305 奈義町行方
708-1306 奈義町西原
708-1307 奈義町高円

教育

かつての豊並村域には、奈義町立中央東幼稚園があります。

交通

鉄道：旧村内には鉄道は通っていませんでした。

道路：

高速道路：旧村内には高速道路は通っていません。
国道：国道53号が通っています。
県道：岡山県道356号行方勝田線が通っています。

河川・山岳

河川：

淀川
馬桑川

山岳：

八巻山
馬天嶺
大別当山
鎌倉山

名所・旧跡・観光スポット

旧跡
鎌倉山城跡
大別当城跡
寺院・神社
寺院：菩提寺
神社：杉神社、三穂神社、馬桑荒神社、八幡神社

参考文献

和泉橋警察署 『新旧対照市町村一覧』第2冊（東京 ： 加藤孫次郎、1889（明22））
地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山県』（角川学芸出版、1989、ISBN 4040013301）

関連項目

岡山県の廃止市町村一覧
黒尾峠
梶並村

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