豊栄そよかぜ号

豊栄そよかぜ号について

豊栄そよかぜ号（とよさかそよかぜごう）は、広島県東広島市で運行されているコミュニティバスです。このバスは、地域住民の移動手段を確保することを目的としており、2009年2月1日に運行が開始されました。バスの運行は豊栄交通に委託されています。

歴史

このバスの前身は1987年にスタートした福祉バスであり、当初は広島県賀茂郡豊栄町にて運行されていました。豊栄町は2005年に東広島市へ合併されましたが、それでも地域の交通サービスは維持され、福祉バスの名称は引き続き使用されました。コミュニティバスへの以降にあたり、運行は現在の市に引き継がれ、誰でも利用できる公共交通機関として生まれ変わりました。

運行内容

豊栄そよかぜ号の運賃は、一般の利用者が300円均一となっています。小学生以下や障害者、介助者は150円で、1歳未満の乳児は無料で利用できます。また、保護者同伴の未就学児は1人まで無料となっています。65歳以上の高齢者には、10枚綴りで2,000円の割引乗車券も提供されています。なお、土曜・日曜や年末年始期間中（12月30日から1月3日）は運休となりますが、祝祭日は通常通り運行しています。

路線概要

2011年3月12日現在、豊栄そよかぜ号には以下のような路線があります：

1. 吉原線: 豊栄支所前から吉原公民館入口を経由し戻るルートで、月曜・木曜のみの運行です。この路線は月曜と木曜で経由する順序が異なります。
2. 能良線: 豊栄支所前から能良西までのルートで、こちらも月曜・木曜のみの運行です。
3. 安宿線: 豊栄支所前から境橋上まで行くルートで、運行日は同様に月曜・木曜です。
4. 清武西線: 東元町を起点とした路線で、火曜日と金曜日に運行されます。
5. 飯田線: 東元町から飯田まで行く路線で、こちらも火曜日と金曜日に運行されます。

車両

豊栄そよかぜ号で使用されているのは、銀色のジャンボタクシー（トヨタ・ハイエース）です。この車両は緑ナンバーの事業用自動車として運行されています。以前は、路線によって異なるバスが使用されており、定員29人のマイクロバスや定員10人のジャンボタクシーなどが活用されていました。

地域の交通ネットワーク

豊栄そよかぜ号は、東広島市が提供する他のコミュニティバスと連携し、地域住民の移動の利便性を向上させる役割を担っています。市内には「のんバス」など他のバスも運行されており、住民の交通手段が多様化しています。地域における公共交通の重要性が高まる中、豊栄そよかぜ号は地域の生活を支える大切な存在です。

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