豊見城道路

豊見城道路とは

豊見城道路は、沖縄県豊見城市瀬長を起点とし、糸満市西崎に至る全長4.0kmの国道331号のバイパスです。この道路は、沖縄西海岸道路の一部として、読谷道路、嘉手納バイパス、宜野湾バイパス、浦添北道路、那覇西道路、糸満道路と連携し、地域高規格道路ネットワークを形成しています。

道路の開通と拡幅

豊見城道路は、2004年3月31日に糸満市西崎区間の0.7kmが開通したのが始まりです。これは、元の糸満市道を国道に昇格させ、道路改良を行ったものです。2006年2月25日には、豊見城市瀬長から豊見城市豊崎までの2.2km区間が暫定2車線で開通しました。2007年3月17日には、全線が暫定2車線で開通し、沖縄西海岸道路の区間別路線としては初めての全線開通となりました。

全線暫定開通後、豊崎地区への買い物客増加に伴い、休日の渋滞が深刻化しました。このため、2007年度内に豊崎交差点の高架橋建設が着工され、2012年3月31日に本線を含む全線が開通しました。同時に、接続する糸満道路も全線開通しています。その後、2016年3月30日には全線が4車線に拡幅され、完全開通に至りました。この際、起点の瀬長交差点も改良され、糸満方面への直進優先道路が小禄バイパスから豊見城道路に変更されました。

旧道の県道降格

豊見城道路の整備に伴い、並行する旧道区間（豊見城市名嘉地から糸満市兼城まで）は、2017年3月4日に糸満道路が4車線に拡幅されたのを受け、同年4月1日に糸満道路の旧道区間（糸満市兼城から真栄里まで）と合わせて沖縄県道256号豊見城糸満線として県道に降格しました。この際、沖縄県道68号線も廃止され、県道256号線に統合されました。

路線データ

起点: 沖縄県豊見城市瀬長
終点: 沖縄県糸満市西崎
総延長: 4.0 km
規格: 第4種第1級
道路幅員:
一般部: 31.0 m
専用部: 18.5 m
車線数: 4車線
車線幅員: 3.5m
設計速度: 60 km/h

歴史

1989年度: 事業化
1994年度: 地域高規格道路に指定
1998年度: 用地着手
1998年6月26日: 都市計画決定
2001年度: 工事着手
2004年3月31日: 糸満市西崎区間 (0.7 km) が暫定2車線で開通、同時に糸満道路の糸満市西崎区間 (0.4 km) も暫定2車線で開通
2006年2月25日: 豊見城市瀬長 - 豊見城市豊崎間 (2.2 km) が暫定2車線で開通
2007年3月17日: 豊見城市豊崎 - 糸満市西崎間 (1.1 km) が暫定2車線で開通し、暫定ながら全線開通
2008年12月20日: 豊見城市豊崎に道の駅豊崎がオープン
2011年3月8日: 豊崎交差点立体化 (0.6 km) が開通
2016年3月30日: 全線の4車線化拡幅が完成
2017年4月1日: 豊見城道路に並行する旧道区間が県道256号線に降格

地理

通過する自治体:
沖縄県
豊見城市
糸満市
交差する道路:
国道331号（小禄バイパス）
沖縄県道249号東風平豊見城線
国道331号（糸満道路）

関連項目

九州地方の道路一覧
地域高規格道路一覧

外部リンク

* 内閣府 沖縄総合事務局 南部国道事務所

もう一度検索