豪徳寺駅

豪徳寺駅について

豪徳寺駅（ごうとくじえき）は、東京都世田谷区豪徳寺一丁目にある小田急電鉄の小田原線に位置する駅であり、駅番号はOH 10です。この駅は、東急電鉄世田谷線の山下駅に近く、両駅間の乗り換えが可能です。

歴史

豪徳寺駅は1927年（昭和2年）4月1日に開設され、その後も多くの変遷を経てきました。1948年（昭和23年）9月には桜準急の新設に伴い停車駅となり、1994年（平成6年）からは高架化・複々線化工事が始まりました。2004年（平成16年）には上りおよび下りの急行線の使用が開始され、同年12月には新たに区間準急も停車することとなります。駅は2016年（平成28年）に区間準急の廃止があり、再び各停のみの停車駅となりましたが、2018年（平成30年）には東京メトロ千代田線直通列車の停車も始まり、その利便性が向上しました。

駅名は、近くにある豪徳寺に由来しており、この寺院は周辺地域の地名にも影響を与えています。

駅構造

豪徳寺駅は相対式ホームを持つ高架駅であり、複々線区間に設けられています。ホームは曲線の上に位置しているため、利用者は乗降の際に足元に注意する必要があります。駅には改札口や出入口が1カ所あり、南北に伸びる東京都道427号瀬田貫井線に面しています。さらに、売店や待合室、トイレなどの基本的な設備も整っています。

利用状況

2023年度（令和5年度）のデータによると、豪徳寺駅の1日あたりの平均乗降人数は26,183人であり、小田急線全70駅中40位に位置しています。この数値は近年でも安定した利用状況を示しています。

駅周辺の名所

駅周辺には、世田谷区の豪徳寺にまつわる「招き猫」の伝説に基づき、2010年に設置された御影石の招き猫像があります。また、豪徳寺自体は彦根藩の井伊氏の菩提寺であり、大変重要な文化的施設です。最寄駅は東急世田谷線の宮の坂駅ですが、豪徳寺駅からも徒歩で約10分の距離です。

商店街も充実しており、豪徳寺商店街や山下商店街があります。さらに、東急電鉄世田谷線の山下駅は出口から小田原方向へ約50メートルの位置にあります。周辺には郵便局や家庭金物のお店もあり、地域の利用者にとって便利な環境が整っています。

豪徳寺駅は、鉄道アクセスだけでなく、周辺の文化や歴史も楽しむことができる人気のスポットです。

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