赤塚 (板橋区)

東京都板橋区赤塚の詳細解説

地理

赤塚は、東京都板橋区の西部に位置し、武蔵野台地の北東端に広がっています。関東ローム層に覆われたこの地域は、北は三園、東は大門、四葉、徳丸、南は赤塚新町、西は成増と隣接しています。また、埼玉県境からは約300mという近さです。

広域地名としての「赤塚」

「赤塚地区」という場合、一般的には赤塚新町を含むエリアを指すことが多いです。さらに広義には、かつての赤塚村の範囲である赤塚新町、成増、三園、徳丸、四葉、大門、高島平、新河岸を含む地域を指すこともあります。ただし、荒川低地の三園、高島平、新河岸を除外して考えることもあります。

地価

住宅地の地価は、2024年1月1日の公示地価によると、地点によって変動が見られます。

赤塚1-23-15: 42万6000円/m2
赤塚2-25-31: 46万7000円/m2
赤塚3-38-6: 45万9000円/m2
赤塚5-18-11: 36万7000円/m2
赤塚8-4-42: 35万8000円/m2

歴史

数百年前、赤塚郷は上赤塚、下赤塚、成増、徳丸、徳丸脇、四ッ葉の6つの村で構成されていました。1871年、これらの村は浦和県（現在の埼玉県）から東京府に編入され、1889年には北豊島郡赤塚村として統合されました。その後、1932年に東京市に編入され、板橋区の一部となりました。この際、大字の名称がほぼそのまま町名に移行しました。

かつては、成増駅に近い西側地域（赤塚三～五丁目、三園）が上赤塚町、下赤塚駅に近い東側地域（赤塚一～二、六～八丁目、大門、高島平四、五丁目）が下赤塚町として区別されていました。1960年代以降、荒川低地の水田地帯（通称「赤塚たんぼ」「徳丸たんぼ」）で土地区画整理事業が進められ、高島平が誕生し、高台の上赤塚と下赤塚は統合されて現在の赤塚となりました。

1970年12月18日には、赤塚3丁目の上赤塚派出所が過激派から襲撃を受けるという事件も発生しました。

地名の由来

地名の「赤塚」は、かつてこの地に存在したとされる塚に由来すると言われています。

人口と世帯数

2024年3月31日現在の板橋区発表によると、赤塚の世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は省略）

人口と世帯数の変遷については、国勢調査によるデータが詳細に記録されています。

学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります（2021年8月時点）。

（具体的な学区情報は省略）

事業所

2021年経済センサス調査によると、赤塚には多くの事業所が存在し、様々な業種の従業員が働いています。事業所数や従業員数の推移も詳細に記録されています。

交通

鉄道

東武鉄道 東上線: 下赤塚駅（各駅停車のみ）
東京地下鉄（東京メトロ）:
有楽町線: 地下鉄赤塚駅
副都心線: 地下鉄赤塚駅（各駅停車および通勤急行）

地下鉄赤塚駅は赤塚新町に位置しますが、赤塚からもアクセス可能です。

バス

国際興業バス：下赤03、赤02、赤02-2、増14、増17、高01・高01-2、石03-2、練馬01
西武バス：練47

これらのバス路線により、近隣の駅や地域へのアクセスが容易です。

道路

17号線（新大宮バイパス）
東京都道446号長後赤塚線（松月院通り）
赤塚中央通り

主要施設

赤塚には、以下のような公共施設や文化施設があります。

板橋区赤塚庁舎
板橋区役所赤塚支所
板橋区立赤塚図書館
松月院
東京大仏（乗蓮寺）
赤塚城址
板橋区立美術館
板橋区立郷土資料館
板橋区立赤塚植物園
板橋区立赤塚溜池公園

その他

郵便番号: 175-0092（集配局: 板橋西郵便局）

関連事項

徳丸ヶ原
下村湖人
尾崎豊
植村直己
八代英輝
風間やんわり
赤塚 (曖昧さ回避)

外部リンク

* 板橋区公式サイト

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