超人ハルク (1982年のテレビアニメ)

超人ハルク（1982年のアニメシリーズ）

『超人ハルク』（The Incredible Hulk）は、マーベル・コミックの同名キャラクターを基にしたアメリカのテレビアニメシリーズです。1982年9月18日から1983年10月8日までNBCで放送されました。

概要

このシリーズは、1966年に放送された『マーベル・スーパーヒーローズ』内の『超人ハルク』の続編にあたります。特徴として、『スパイダーマン』や『スパイダーマン&アメイジング・フレンズ』といった他のマーベルアニメーション作品と共通のBGMが使用されています。

日本での展開

日本においては、1990年にSPOから日本語吹き替え版のビデオが発売されました。その後、2017年5月からはHuluの「MARVEL BOX」内で日本語字幕版が配信され、ビデオマーケットなどの有料配信サービスでも視聴可能となりました。

『超人ハルク』のテレビシリーズの所有権は、2001年にウォルト・ディズニー・カンパニーがFOXキッズ・ワールドワイドを買収した際にディズニーに移りました。しかし、現在に至るまでDisney+での配信は行われていません。

キャラクター

ブルース・バナー / ハルク
声 - マイケル・ベル（ブルース）、ボル・ホルト（ハルク変身時）
日本語版 - 玄田哲章
陸軍基地に勤務する優秀な物理学者。ストレスを感じて怒り出すと、緑色の巨人ハルクへと変身します。ガンマ線爆発に巻き込まれたことがハルク化の原因です。
リック・ジョーンズ
声 - マイケル・ホートン
日本語版 - 江原正士
カウボーイハットを被った金髪の少年で、ブルース・バナーを信頼する友人。リタというガールフレンドがいます。
ベティ・ロス
声 - B・J・ウォード
日本語版 - 玉川紗己子
陸軍基地でブルースと共に働く研究科学者。1960年代のアニメ版と同様、ハルクの正体がバナーであることに気づいていません。
サディアス・ロス将軍
声 - ボブ・リッジリー
日本語版 - 藤本譲
ベティの父親。
ネッド・タルボット大佐
声 - パット・フレイリー
日本語版 - 大塚明夫
コミックではグレン・タルボットという名前で登場。不器用で臆病な性格で、ハルクを憎んでいます。ベティを巡ってブルースとは恋敵の関係にあります。
シー・ハルク
声 - 不明
日本語版 - 不明
エピソード『シー・ハルク参上！』に登場。
カールストン博士
声 - 不明
日本語版 - 不明
ガンマ線を作動させ、ブルース・バナーをハルクに変えてしまった科学者。
名前不明 (Cavegirl)
声 - 不明
日本語版 - 不明
ハルクが恋をした原始人の女性。

悪役

ドクター・オクトパス
声 - 不明
日本語版 - 不明
ぺリウム99を盗んだ科学者。
カジモド
声 - 不明
日本語版 - 不明
コミック『The Incredible Hulk versus Quasimodo』に登場する悪役で、第4話に登場します。
サイクロプス
声 - 不明
日本語版 - 不明
第5話に登場。
パペット・マスター
声 - 不明
日本語版 - 不明
第6話に登場。
Dr.Proto
声 - 不明
日本語版 - 不明
第8話に登場。
リーダー/サミュエル・スターンズ
声 - 不明
日本語版 - 不明
第10話に登場。

オリジナルキャラクター

リオ
声 - ロベルト・クルス
日本語版 - 上田敏也
「リオのお店（Rio's Ranchero）」のオーナー兼経営者。
リタ
声 - スーザン・ブル
日本語版 - 安永沙都子
リックのガールフレンド。

その他

スタン・リー
声 - 本人
日本語版 - 不明
本編で物語のナレーションを担当。

スタッフ

原作: スタン・リー、ジャック・カービー
作曲: ジョニー・ダグラス
製作総指揮: デビッド・H・デパティエ、リー・ガンサー
プロデューサー: ドン・ジャーウィッチ
* 制作: マーベル・プロダクション

制作に関する情報

本作では、スタン・リーがナレーションを務めています。また、一部のBGMトラックは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』でも使用されています。『バットマン』や『X-メン:エボリューション』の監督・脚本を担当したボイド・カークランドが、本作のレイアウトを担当していました。

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