趙源震

趙 源震（チョ・ウォンジン）に関する詳細

趙源震は、1959年1月7日に大韓民国の慶尚北道大邱市で生まれた政治家である。彼は教育として韓国外国語大学校の政治外交学科を卒業し、その後、北京大学で国際政治学を学んだ後、嶺南大学校行政大学院で修士課程を修了した。これらの学問的背景を持ち、彼は政治界に足を踏み入れることとなる。

彼は、韓国外大の総長であった黄秉泰の紹介により統一民主党の創設に関与し、その後黄が国会議員に当選した際に議員秘書として働いた。趙は民主自由党、新韓国党、そして国民新党と様々な政党を経て、政治的キャリアを築いてきた。

2008年4月に行われた第18代総選挙では、大邱広域市の達西区で親朴連帯候補として立候補し当選。続いて、同年7月にハンナラ党に入党し、在外国民の参政権を確保するための法改正を推進した。彼は第19代総選挙で再選を果たし、2013年には朴槿恵政権下で中国への特使団の一員として習近平国家主席との会談に臨んだ。

さらに、2015年からはセヌリ党の院内首席副代表という役職に就き、彼の政界における影響力は増していった。しかし、2016年の第20代総選挙では、党内での無所属候補の公認を巡る争いから離党し、その後、朴槿恵大統領の弾劾を巡るさまざまな事件に関与することになる。

2017年4月には、自由韓国党を離党後に新たに結成されたセヌリ党に参加するも、その大統領選においては落選。翌年、大韓愛国党を結成し共同代表として活動を始めた。その後、2020年には自由統一党との合併を経て自由共和党を成立させたが、2021年の第21代総選挙では敗北を喫した。

彼はその後、様々な法的問題にも直面している。2018年の北朝鮮芸術団の訪問中に、許可なく集会を開いたとして罰金が科されたり、集会での衝突に関連して起訴を受けた。これに対し、彼は判決に異議を唱えて控訴の意向を示している。

さらに、彼の政治活動の中では、過去に民主党議員に対して暴力を振るった事件があり、これが非難の対象となった。また、光州の5・18民主墓地での行事を主催するなど、積極的に公の場に姿を現すこともある。

総じて、趙源震は韓国政治において複雑かつ多面的な人物であり、彼の活動は多くの支持者と反対者を生んできた。彼の今後の動向が注目される中、韓国政治の中でどのように影響を続けるのかが大いに気になるところである。

もう一度検索