足立区立興本扇学園

足立区立興本扇学園

東京都足立区扇に位置する足立区立興本扇学園（あだちくりつおきもとおうぎがくえん）は、小学校から中学校までの9年間を一体的に学ぶ小中一貫教育を実施している公立学校です。また、国際理解や環境、人権などに関する活動を推進するユネスコスクールとしても認定されています。

設立の背景と校舎

本学園は、地域の教育環境の更なる充実を目指し、2006年（平成18年）4月に開校しました。これは、それまで独立した学校であった足立区立興本小学校と足立区立扇中学校を統合することにより実現したものです。開校当初は、旧興本小学校の校舎を東校舎として使用し、主に小学1年生から4年生までの児童が学びました。一方、旧扇中学校の校舎は西校舎として活用され、小学5年生から中学3年生までの児童・生徒が通学する場となりました。現在もこの体制が維持されており、児童・生徒は成長段階に応じた環境で学習を進めています。

教育活動と特色

興本扇学園では、小中一貫教育のもと、9年間を見通した継続的な学習指導と多角的な教育活動を展開しています。部活動は、西校舎に通う小学5年生以上の希望者が参加でき、様々な運動部や文化部が設けられています。2009年（平成21年）にはユネスコスクールに認定され、持続可能な開発のための教育（ESD）を推進するなど、国際的な視野を持った人材育成にも取り組んでいます。

沿革

足立区立興本扇学園は、2006年（平成18年）4月1日に開校し、同月には開校式と小学部・中学部の入学式がそれぞれ行われ、学園の歩みが始まりました。開校後の主要な行事として、運動会や学園祭が開催されました。2007年（平成19年）3月には最初の卒業生を送り出し、2008年（平成20年）3月には小中一貫校としての最初の進級式が実施されました。校舎の安全性向上のため、開校後数年間で東西校舎および体育館の耐震工事が順次実施されました。2009年（平成21年）10月28日にはユネスコスクールに認定。創立5周年（2010年10月）および10周年（2015年11月）には記念式典等が盛大に行われ、学園の発展が祝われました。

歴代校長

本学園の歴代校長は以下の通りです。
初代：砥抦 敬三（2006年4月 - 2007年3月）
第二代：角田 勝彦（2007年4月 - 2009年3月）
第三代：宇野 彰人（2009年4月 - 2011年3月）
第四代：海老原 昌巳（2011年4月 - 2014年3月）
第五代：西村 豊（2014年4月 - 2018年3月）
第六代：稲葉 守朗（2018年4月 - 現在）

著名な出身者

様々な分野で活躍する出身者がいます。主な人物に、プロ野球選手の吉村 貢司郎氏、柔道家の武岡 毅氏。女優の雛形 あきこ氏、柔道家の樋口 裕大氏も、本学園設立前の旧興本小学校または旧扇中学校の卒業生です。

交通アクセス

アクセスは、日暮里・舎人ライナー「江北駅」から徒歩約3分。都営バス「阿弥陀橋」、「江北駅前」、「はるかぜ興本扇学園」各バス停からも徒歩数分圏内です。

関連情報

足立区の学校、東京都の小学校・中学校、小中一貫教育校など関連項目を参照ください。

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