踊ろうマチルダ

踊ろうマチルダは、日本のシンガーソングライターとして知られています。ソロプロジェクトとして活動しており、その名前はオーストラリアの古い民謡「Waltzing Matilda（ワルツィング・マチルダ）」に由来しています。

略歴

2003年には、釣部修宏名義でアルバム『平成トラッド』を発表。オールド・ジャンク・パレードやナンシー・ウイスキーといったバンドでの活動を経てソロとなり、当初はツルベノブヒロとして活動していましたが、2008年に現在の踊ろうマチルダへと改名しました。同年秋にはミニアルバム『Hush』をリリース。2009年には、セカンドミニアルバム『夜の支配者』を発表し、2010年には、踊ろうマチルダ名義だけでなく、本名やバンド時代の楽曲を弾き語りで収録したアルバム『故郷の空』を発表しました。

2011年には、「AOMORI ROCK FESTIVAL -夏の魔物-」や「FUJI ROCK FESTIVAL '11」といった大規模な音楽イベントに出演。

2012年には、楽曲「箒川を渡って」がNHK土曜スペシャルドラマ『とんび』のエンディングテーマとして起用されました（プロデュースは大友良英）。また、KIRINのプレミアムビール「グランドキリン」の特設ページ動画内で、「春は夜に咲く」が使用されました。

2013年以降は、弾き語りを中心とした活動を展開。足踏みオルガンを導入し、ルーツ音楽、トラッド音楽、フォーク音楽への傾倒を深め、シュルティボックス、ハーモニウム、ハーディガーディなど、和音を奏でる楽器を取り入れるようになりました。

2017年には、7年ぶりとなるアルバム『新しい夜明け』を発表。自身初のセルフプロデュース作品となりました。

音楽性

ライブでは、ヴォーカルの他に、アコースティックギター、ガットギター、12弦[[ギター]]を使用。さらに、シュルティボックスやハーモニウムといったインドのリード楽器や、ハーディガーディなどの古楽器を用いた演奏も大きな特徴です。

親交のある作家、小路幸也によれば、音楽の道に進むきっかけの一つは、小学生時代にプレイしたファイナルファンタジーシリーズのBGMだったとのこと。植松伸夫が作曲したアイルランド音楽風の楽曲に惹かれ、アイリッシュ・ロックを聴くようになったそうです。

ディスコグラフィー

フルアルバム
『新しい夜明け』（2017年）
『新しい夜明け』（2018年）12inch LP
ミニアルバム
『Hush』（2008年）
『夜の支配者』（2009年）
弾き語りアルバム
『故郷の空』（2010年）
DVD
『踊ろうマチルダ LIVE at 梅田シャングリラ 2011』（2013年）
OST
『NHK土曜ドラマスペシャル「とんび」オリジナル・サウンドトラック』（2011年） - 「箒川を渡って」収録
V.A.
『THE WILD ROVER』（2010年） - DVDに2曲収録
別名義
釣部修宏『平成トラッド』（2003年）
釣部修宏『異国の夢』（会場限定、現在入手困難）
Nancy Whiskey『Parade for Junkman』（2006年）
V.A.
『GREEN ANTHEM』（2007年）Nancy Whiskey「ポプラの木の下で」収録。

楽曲提供

ドラマ
NHK土曜ドラマスペシャル「とんび」（2012年） - エンディングテーマ「箒川を渡って」
映画
RUN!-3films-「actor」（2019年） - エンディングテーマ「Bus to Hell」
web
グランドキリン

もう一度検索