蹴上駅

蹴上駅（けあげえき）について

蹴上駅は、京都府京都市東山区東小物座町に位置する京都市営地下鉄東西線の駅です。駅番号はT09で、東山駅とは異なり、京阪京津線時代から同名の駅が存在しました。駅の開業は1997年10月12日で、当時醍醐駅から二条駅までの区間が新たに開通した際に設けられました。蹴上駅は、京都市電蹴上線の跡地に建設された2代目の駅でもあります。

駅の歴史と発展

蹴上駅の設立は、地域の交通利便性向上を図るものでした。当駅周辺は観光や学術施設が豊富に存在し、公共交通機関の利用が必要不可欠となる場所でもあります。2007年4月1日には、ICカード「PiTaPa」が導入され、利便性がさらに向上しました。

駅構造は、島式ホーム1面2線を有し、スクリーンドアが設置されています。また、御陵方には片渡り線があり、2021年8月に御陵駅で発生した冠水時には折り返し運転に使用されました。蹴上駅の特徴的な点は、東西線の各駅に対応したステーションカラーが設定されており、当駅のカラーは「菫色」とされています。地下4層の構造を持ち、地上への出口は2箇所設けられています。駅周辺は風致地区に指定されており、出入口はレンガ調のタイル仕上げで、地域の景観に配慮されています。

利用状況

2022年度のデータでは、蹴上駅の1日平均乗降人員は9,343人に達しており、多くの人が利用する駅となっています。駅近くには、観光名所や文教施設が多数存在し、利用者が多い理由の一つでもあります。

駅周辺の魅力

蹴上駅は東山の山麓に位置し、周囲には美しい自然が広がっています。北西方向には市街地が広がり、南東方向には東海道（三条通り）が走っています。駅周辺には多くの観光施設が点在していて、訪れる人々の観光拠点としても重要な役割を果たしています。この地域では、歴史や文化を感じ取ることができるスポットが多く、特に東山駅との連携によって、観光地へのアクセスも良好です。

バス路線

最寄りのバス停は「蹴上」で、京阪バスが発着しています。直行する路線も多く、例えば17号経路では上花山や大宅行き、19号経路では山科駅行きなどがあります。また、70号経路の便利な往復便も用意されており、様々な方々が利用しています。特に観光シーズンには、多くの旅行者で賑わいます。

隣接駅

蹴上駅は、京都市営地下鉄東西線の隣駅である御陵駅（T08）および東山駅（T10）に接しています。これにより、京都市内へのアクセスが非常に便利です。

結論

このように、蹴上駅は周辺の自然環境や多くの観光名所へのアクセスを通じて、地域の交通の要所として重要な役割を担っています。今後も、多くの人々に愛される駅としての存在感を持ち続けることでしょう。

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