軽井沢郵便局

軽井沢郵便局について

軽井沢郵便局（かるいざわゆうびんきょく）は、長野県北佐久郡軽井沢町に位置する重要な郵便局です。この郵便局は、安定した郵便サービスを提供し続けています。民営化前は集配普通郵便局にあたりましたが、現在では配達センターとして機能しています。

概要

軽井沢郵便局の住所は〒389-0199 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢767-3です。民営化の際、他の多くの郵便局が統括センターに再編された中、軽井沢郵便局は集配センターとしての役割が残されました。このため、民営化後も郵便事業株式会社の支店は設置されず、集配センターが併設されています。

沿革

軽井沢郵便局の歴史は1872年10月26日に遡ります。この日、軽井沢郵便取扱所が開設され、その後1875年には軽井沢郵便局（五等）に昇格しました。数回の廃止と再設置を繰り返しながら1891年には為替・貯金取扱業務を開始し、その後も多様なサービスを展開していきました。

1926年には別荘地内での配達のために「ハウス番号」を導入し、1948年には風景入通信日付印の使用を開始します。郵便局は時代とともにサービスを拡張し、1956年には電話通話や和文電報の受付業務を取り扱い始めました。1991年に外国通貨の両替業務も開始し、地域住民や観光客にとってますます便利な存在となっていきます。

民営化が進む中、2007年には郵便事業佐久支店軽井沢集配センターに一部業務が移管され、2012年にはこれが軽井沢郵便局に統合されました。

取扱内容

軽井沢郵便局では主に以下のサービスを提供しています。一般的な郵便や印紙の販売、ゆうパック、内容証明の郵送、貯金、為替、振替、振込、国際送金、外貨両替などが含まれます。また、生命保険や自動車保険、バイク自賠責保険の取り扱いも行っています。さらに、郵便局内にはゆうちょ銀行のATMも設置されており、地域住民の便利な金融サービスを支えています。

周辺情報

郵便局の周辺には、旧軽井沢メインストリートや軽井沢聖パウロカトリック教会、軽井沢観光会館など多くの観光名所が点在しています。これらの場所は訪れる人々にとって、大変魅力的な観光スポットとなっています。

アクセス

軽井沢郵便局へのアクセスは多様で、JR北陸新幹線やしなの鉄道線の軽井沢駅（北口）からは徒歩で約23分の距離にあります。また、草軽交通バスや軽井沢町内循環バスの旧軽井沢停留所からも利用可能です。上信越自動車道の碓氷軽井沢ICからは北へ約11kmの距離で、駐車場も備えています。

文化財としての価値

1911年に改築された旧局舎は、その後軽井沢観光会館に転用されましたが、1996年には町内の観光施設「軽井沢タリアセン」に移築保存されました。2008年には「明治四十四年館（旧軽井沢郵便局舎）」として登録有形文化財に登録されており、地域の文化的な資産ともなっています。

軽井沢郵便局は、こうした歴史と伝統を持ちながら地域に密着したサービスを提供し続ける大切な拠点です。

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