轟九十九滝

轟九十九滝は、徳島県海部郡海陽町にある王余魚谷川に位置する、数多くの滝の総称です。この地は日本の[[滝百選]]、四国のみずべ八十八カ所にも選ばれており、その美しさは訪れる人々を魅了します。

概要

海部川の支流である王余魚谷川は、吉野丸を源流としています。轟九十九滝とは、轟神社の周囲に点在する滝の総称で、「九十九」は「数が多い」という意味を持ちます。その中でも最も有名なのが、轟の滝（本滝、別名・王餘魚滝）で、落差58メートルと徳島県内一を誇ります。この滝は轟神社の奥部に位置し、摂社である本滝神社の御神体として祀られています。

毎年11月第2日曜日には秋祭りが開催され、祭りのクライマックスには、御輿が滝壺に入る滝渡御が行われます。この滝渡御は非常に勇壮で、多くの見物客を魅了します。

轟の滝の上流には、二重の滝、横見の滝、船滝、丸渕滝、鳥返滝、大烏小烏滝、三十三才滝、そして最上部には轟神社奥宮の鍋割神社のご神体である鍋割滝があります。これらの主要な滝は9つあり、他にも大小さまざまな滝が点在しています。轟本滝から最上部の鍋割滝までの所要時間は、徒歩で片道約1時間です。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、JR牟岐線阿波海南駅から海陽町営バス平井線に乗り、「轟神社」停留所で下車します。所要時間は約1時間で、停留所からは徒歩10分です。

車を利用する場合は、国道193号線から中野トンネル南口手前を西に進み、途中の分岐を北に進むと無料駐車場があります。駐車場からは徒歩10分です。

周辺情報

轟九十九滝の周辺には、轟神社や竜王寺などの観光スポットがあります。また、滝の美しい景観は、四季折々の自然を楽しむことができます。

参考文献

現地の案内板や、『日本の滝100選』（グリーンルネッサンス事務局/編、1991年、講談社）などで、詳しい情報を得ることができます。

外部リンク

轟の滝（海陽町観光協会）
轟の滝（阿波ナビ）

轟九十九滝は、その美しい景観と神秘的な雰囲気から、多くの人々を惹きつけています。ぜひ一度訪れて、自然の壮大さを体感してみてください。

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