辰見鴻之介

辰見 鴻之介 (たつみ こうのすけ)

辰見鴻之介は2000年11月24日に福岡県福岡市東区で生まれたプロ野球選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。ポジションは内野手で、右投右打です。彼の野球キャリアは小学校時代に始まり、これまでの成長過程や成績を詳しく見ていきましょう。

経歴

プロ入り前のキャリア

辰見選手は小学校1年生の時、香椎下原ソフトクラブでソフトボールを始めました。彼の才能は早くから開花し、5年生の時には三塁手として西日本大会での優勝も経験しています。その後、香椎第3中学校に進学し、ヤング福岡東コンドルで硬式野球のプレーを続けました。

福岡県立香住丘高等学校では、2年生の時から二塁手のレギュラーとして活躍しましたが、甲子園大会には出場することはありませんでした。卒業後は西南学院大学に進学し、1年秋から遊撃手としてチームの中心選手となります。彼は2年秋には九州六大学リーグで最多盗塁を記録し、4年春のリーグ戦で打率.314、7盗塁を達成し、見事に二塁手部門でベストナインに選ばれました。

ドラフトと楽天入団

2022年10月20日、辰見選手はドラフト会議にて東北楽天ゴールデンイーグルスから育成1位で指名されました。西南学院大学からの選手の指名は、1979年の蓬萊昭彦以来43年ぶりのことでした。彼は同月31日に支度金300万円、年俸250万円で入団契約を結び、背番号146が与えられました。ただし、同じような名前の辰己涼介選手との混同を避けるため、スコアボードでは「辰見鴻」と表記されます。

楽天時代の成績

プロ入り1年目の2023年はイースタン・リーグで64試合に出場し、打率.284を記録し、フレッシュオールスターゲームの選手にも選ばれました。2023年7月26日に支配下選手として登録され、背番号78に変更されましたが、一軍には出場できませんでした。二軍では96試合に出場し、打率.251、0本塁打、10打点、17盗塁を記録しました。

2024年シーズンは開幕時は一軍登録を逃しましたが、3月31日に昇格し、同日の埼玉西武ライオンズ戦で代走として初出場を果たしました。好プレーで貢献し、チームがサヨナラ勝利する場面を演出しました。4月6日には福岡ソフトバンクホークス戦で1番・指名打者としてスタメン出場するも、結果が出せず、11日に二軍に降格してしまいます。その後、残念ながらシーズンを二軍で終え、成績は打率.147、7打点、6盗塁となりました。

選手の特徴

辰見選手の最大の武器はその俊足で、50メートルを5秒7で走るスピードを持つ内野手です。担当のスカウト・大久保勝也氏からはその速さを「水の上を移動するアメンボ」のようだと表現されています。彼の機動力は今後のプレーにも大いに期待が持てます。

詳細情報

• - 初出場：2024年3月31日、対埼玉西武ライオンズ3回戦（楽天モバイルパーク宮城）
• - 初先発出場：2024年4月6日、対福岡ソフトバンクホークス2回戦
• - 背番号の履歴：146（2023年 - 2023年7月25日）、78（2023年7月26日 - 現在）

脚注

関連項目には福岡県出身のプロ野球選手や、東北楽天ゴールデンイーグルスの選手一覧が含まれます。彼の今後の活躍に注目が集まります。

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