辰己涼介

辰己 涼介（たつみ りょうすけ）

辰己涼介は1996年12月27日生まれのプロ野球選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する外野手です。兵庫県神戸市北区出身で、右投左打ちの選手です。彼の野球キャリアは小学時代から始まっており、その後の成長過程は多くのファンに影響を与えています。

経歴

プロ入り前

辰己は神戸市立藤原台小学校1年生の時に野球を始め、神戸北リトルでのプレーを経て、大淀ボーイズに移籍。その後、神戸市立有野中学校を経て神戸三田ドジャースに加入しました。初期は投手として活躍していましたが、兵庫県立社高等学校に進学する際に外野手に転向しました。高校1年生からはレギュラーとしてプレーし、対外試合で20本塁打を記録しましたが、甲子園には出場できませんでした。高校では近本光司という同級生がいます。

学校卒業後は立命館大学に進学し、硬式野球部に入部。1年生から試合に出場し、2年時には日米大学野球代表にも選ばれるなど、目覚ましい活躍をしました。在学中には関西学生野球リーグで95試合に出場し、打率.324を記録。特に4年時には、チームの優勝にも大きく貢献し、リーグ史上2位の通算安打数122本に達しました。

プロ入りと楽天時代

大学卒業後、2018年のドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受け、契約金1億円でプロ入りしました。彼の背番号は7に設定され、初年度の2019年は非常にさまざまな経験を積みました。開幕から一軍入りし、初打席で押し出し四球を記録、初安打も残しましたが、その後は低迷する期間もありました。しかし、徐々にパフォーマンスを改善し、5月には決勝打を含む初本塁打を記録したことで注目を集めました。

2020年シーズンには完全にレギュラーに定着し、104試合に出場。続く2021年シーズンでは、開幕戦で初球ホームランを打つ快挙を達成。他にも130試合に出場し、ゴールデングラブ賞を受賞しました。2022年にはリーグ最多の守備率で2連続となるゴールデングラブ賞を獲得し、歴史的な記録も打ち立てました。

2023年シーズンには、通算133試合に出場し、打率.263、9本塁打、43打点を記録するなど、チームの中心選手として活躍。特にサヨナラ安打を2回記録するなど、ゲームを決める場面でも存在感を示しました。

選手としての特徴

辰己はスピードと肩の強さが特徴の外野手です。大学時代には50メートル走で5.7秒、一塁到達タイムで3.71秒を記録しており、その俊足は特筆すべきポイントです。また、遠投の記録は125メートルに達し、守備面でも評価されています。

彼の名字は「辰巳」との誤記が多く、YouTubeで注意を呼びかけた動画も公開されています。

これからも辰己涼介選手の成長と活躍を期待しています。また、彼のキャリアにおける重要な瞬間や記録は、今後のプロ野球の歴史においても語り継がれることでしょう。

もう一度検索