辺戸岬

辺戸岬の魅力

辺戸岬（へどみさき）は沖縄県国頭郡国頭村にある岬で、太平洋と東シナ海に面しており、沖縄本島の北端に位置しています。地理的には、東経128度15分56秒、北緯26度52分18秒で、晴れた日には22km離れた奄美群島の与論島や沖永良部島を見渡すことができます。また、岬はかつて沖縄海岸国定公園に所属していましたが、2016年に新たに設立されたやんばる国立公園に組み込まれました。

地理と歴史

辺戸岬は、サンゴ質の絶壁が特徴で、その上には広い台地があります。沖縄がアメリカの統治下にあった頃には、本土復帰を願うため、ここからのろしを上げたという歴史があります。年に一度、岬と与論島の間の海上で交流集会が行われ、1972年の沖縄返還時に「日本祖国復帰闘争碑」が建立されました。また岬の北側には、茅打バンタに位置する辺戸岬ドームがあり、これは世界的にも珍しい海底鍾乳洞で、ダイビングスポットとしても知られています。

周辺の観光スポット

辺戸岬周辺には様々な観光名所があります。南西岸には茅打バンタがあり、過去には交通の難所でしたが、現在は国道58号のトンネルが短絡しています。奥集落には古くからの民家があり、奥ヤンバルの里という資料館や宿泊施設も利用可能です。

他にも、辺戸岬灯台やヤンバルクイナ展望台、大石林山などがあり、自然や歴史を楽しむことができます。特に、辺戸岬灯台からの景色は素晴らしく、多くの観光客を惹きつけています。

アクセス

辺戸岬へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。那覇バスターミナルから名護西線や名護東線、高速バスで名護バスターミナルまで行き、そこから67番の辺土名線に乗り換え、辺土名バスターミナルへ向かいます。さらに、村営バスの奥線に乗り換えると、辺戸岬バス停または辺戸岬入口バス停に至ります。辺戸岬バス停は岸の中に位置し、辺戸岬入口バス停から徒歩約10分で岬に到着します。

自動車でのアクセスも便利で、国道58号を利用すれば良好です。南側は恩納村から80km以上の距離があり、東海岸からは県道255号経由での案内があります。

辺戸岬はその美しい自然景観と深い歴史、周辺の観光地から、多くの訪問者に愛されるスポットです。沖縄の魅力を堪能するには、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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