名護バスターミナル

名護バスターミナルについて

名護バスターミナルは、沖縄県名護市宮里に位置する、琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの4社が共同で管理するバスターミナルです。自動車ターミナル法上では専用バスターミナルに分類され、沖縄本島における北部地域の交通拠点として重要な役割を担っています。

このバスターミナルは、4社共通の高速バスや沖縄バスの那覇 - 名護線、名護 - うるま線などの発着地として利用されています。特に、北部地域の路線においては、そのほとんどが当バスターミナルを始発地としています。また、沖縄本島で最も北に位置する出張所としても機能しており、地域交通にとって欠かせない存在です。

概要

所在地: 沖縄県名護市字宮里444-1
琉球バス交通名護営業所: 沖縄県名護市字宮里444-1
沖縄バス名護出張所・名護工場: 沖縄県名護市字宮里444-2
境域面積: 10,000 m2
バース数: 10

発着系統数:
沖縄バス単独運行路線: 2系統（22番、77番）
琉球バス交通、沖縄バス共同運行路線: 9系統（20番、65番、66番、67番、70番、72番、76番、78番、120番）
琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス共同運行路線: 1系統（117番）
琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バス共同運行路線: 1系統（111番）

沿革

名護バスターミナルの歴史は、1958年に琉球バス（現在の琉球バス交通）と沖縄バスがそれぞれ設置していたバスターミナルを名護町（現在の名護市）港1丁目に統合したことから始まります。その後、1970年代末には名護市港2丁目へ移転し、1983年9月5日に現在の場所へ移転、供用を開始しました。

2008年10月1日には、21番・名護東線が廃止されたことにより、当バスターミナルを発着する琉球バス交通の単独運行路線は一時的に無くなりました。また、2009年4月1日には沖縄バスの業務組織変更により、名護営業所が名護出張所となりました。

構造

バスターミナル内には、1番から5番までの乗り場がある乗車ホームと、降車ホームが設けられています。降車ホーム側には売店も設置されており、利用者にとって便利な環境が整えられています。

1・3番乗り場: 那覇方面の路線（一部うるま折り返し）
2・4番乗り場: 北部地域の路線
5番乗り場: 高速バス

構内には、琉球バス交通名護出張所と沖縄バス名護出張所・名護工場があります。那覇バスと東陽バスは高速バスのみの乗り入れのため、事務所は設置されていません。

周辺

名護バスターミナルは名護市の中心部に近い場所に位置し、国道58号が隣接、国道449号も近いという交通の便が良い立地です。名護市役所はバスターミナルから約1km南東に位置しており、最寄りのバス停は名護市役所前停留所および名護市役所北口停留所となります。

周辺には、裁判所（那覇地方裁判所名護支部、那覇家庭裁判所名護支部、名護簡易裁判所）、名護地方合同庁舎、沖縄県立北部農林高等学校、名護市立大宮小学校、沖縄県立名護特別支援学校、21世紀の森（名護市営球場など）、ホテル21世紀、ホテルゆがふいんおきなわなどの施設があります。

また、バスターミナル近隣には、やんばる急行バスの名護バスターミナル前バス停が設置されており、那覇空港方面や美ら海水族館、今帰仁方面へのアクセスも可能です。

発着路線

琉球バス交通名護営業所の管轄路線

現行路線:
65番・本部半島（渡久地）線（沖縄バスとの共同運行）
66番・本部半島（今帰仁）線（沖縄バスとの共同運行）
67番・辺土名線（沖縄バスとの共同運行）
70番・備瀬線（沖縄バスとの共同運行）
72番・屋我地線（沖縄バスとの共同運行）
76番・瀬底線（沖縄バスとの共同運行）
78番・名護東部線（沖縄バスとの共同運行）
111番・高速バス（沖縄バス、那覇バス、東陽バスとの共同運行）
117番・高速バス（美ら海直行）（沖縄バス、那覇バスとの共同運行）
120番・名護西空港線（沖縄バスとの共同運行）
廃止された路線:
21番・名護東線
26番・名護こどもの国線
69番・奥線（沖縄バスとの共同運行）
71番・運天線（沖縄バスとの共同運行）
73番・川田線（沖縄バスとの共同運行）
74番・名護東部（平良）線（沖縄バスとの共同運行）
75番・呉我山線
77番・辺野古〜名護線（沖縄バスとの共同運行）
120番・空港リゾート西線（沖縄バスとの共同運行）

沖縄バス名護出張所の管轄路線

現行路線:
22番・名護〜うるま線
65番・本部半島（渡久地）線（琉球バス交通との共同運行）
66番・本部半島（今帰仁）線（琉球バス交通との共同運行）
67番・辺土名線（琉球バス交通との共同運行）
70番・備瀬線（琉球バス交通との共同運行）
72番・屋我地線（琉球バス交通との共同運行）
76番・瀬底線（琉球バス交通との共同運行）
77番・名護東（辺野古）線
78番・名護東部線（琉球バス交通との共同運行）
111番・高速バス（琉球バス交通、那覇バス、東陽バスとの共同運行）
117番・高速バス（美ら海直行）（琉球バス交通、那覇バスとの共同運行）
廃止された路線:
69番・奥線（琉球バスとの共同運行）
71番・運天線（琉球バスとの共同運行）
73番・川田線（琉球バス交通との共同運行）
74番・名護〜平良線
74番・名護東部（平良）線（琉球バスとの共同運行）
76番・伊豆味線
77番・辺野古〜名護線
81番・源河線
120番・空港リゾート西線（琉球バスとの共同運行）

隣のバス停

20番・22番・67番・72番・76番（高校経由）・77番・78番・120番: 名護バスターミナル - 宮里三丁目
20番・67番・77番・78番・120番（すべて高校経由）: 名護バスターミナル - 第二名座喜原
65番・66番・70番・72番（高校経由）・76番・111番・117番（那覇空港行）: 名護バスターミナル - 名護市役所前
117番（美ら海水族館行）: 名護バスターミナル - 本部港

外部リンク

バスマップ沖縄
バスなび沖縄
バスロケーションシステム（那覇バス・琉球バス交通）
沖縄バス
東陽バス

名護バスターミナルは、沖縄県北部地域における重要な交通拠点であり、多くの路線が利用されています。その歴史と機能は、地域住民や観光客にとって欠かせない存在となっています。

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