辻高志

辻高志（つじ たかし）

辻高志は、1977年4月24日生まれの日本の元ラグビー選手であり、現在は指導者としてNECグリーンロケッツでコーチを務めています。茨城県出身で、現役時代のポジションはスクラムハーフ（SH）です。身長167 cm、体重75 kgという体格を活かし、多くの試合で活躍しました。さらに、彼は日本代表として7キャップを獲得し、国際的な舞台でもその実力を示しました。

プロフィールと経歴

学生時代

辻は1990年に茗溪学園中学校に入学しました。同校ではラグビーと並行して音楽の才能も発揮し、学年合唱の指揮者に選ばれるなど、多才な学生生活を送っていました。1992年には関東中学生大会と東日本中学生大会で優勝を果たし、ラグビーの才能がさらに開花します。

高校進学後、1996年には茗溪学園高等学校に在籍し、ラグビー部での活動を続けました。彼は同大会で東日本高等学校選抜大会の準優勝を経験し、また関東大会や国体でも健闘しました。高校卒業後は、早稲田大学の人間科学部に進学し、ラグビー部に加入しました。彼は大学3年時から正SHとしてチームの重要な役割を果たしました。

プロラグビー選手としてのキャリア

2000年、辻はNECに入社し、同社のラグビー部であるNECグリーンロケッツに参加します。その後、2001年には東日本社会人リーグで全試合に出場し、チームの一翼を担いました。2003年、NECは2002年度日本選手権での優勝を果たし、辻はその功績に貢献しました。

同年、辻はラグビーワールドカップ第5回大会に日本代表選手として出場し、国際舞台でもその実力を証明しました。彼のプレースタイルは多くのファンに愛され、スクラムハーフとしての才能を遺憾なく発揮しました。

引退後の活動

2008年にシーズンを終え現役を引退した後、辻はNECに残り、2009年から早稲田大学ラグビー部のコーチとして後進の指導にあたります。2010年には同部の監督に就任し、指導者としても成功を収めました。彼の指導により多くの選手が成長し、ラグビー界に貢献しています。2012年には監督職を退任し、後任として後藤禎和が就任しました。

辻のキャリアは、選手としての実績とコーチとしての指導力を兼ね備え、多くの若手選手に影響を与えています。歴史あるNECグリーンロケッツの一員として、また早稲田大学での指導者としても、その足跡はラグビー界に深く刻まれています。

関連項目

• - 茗溪学園中学校・高等学校
• - 早稲田大学ラグビー蹴球部
• - NECグリーンロケッツ東葛

外部リンク

辻高志 早稲田大学ラグビー蹴球部
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