近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校

近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校は、広島県福山市佐波町に位置する私立の教育機関です。この学校は、近畿大学が設置した系列校として知られており、一般的には「近大」や「近福」と呼ばれています。内部進学者の割合は3～4割とされていますが、それ以外にも多くの生徒が他大学に進学し、様々な分野でのキャリアを築いています。

沿革

この学校の歴史は1960年に遡ります。当時、元衆議院議員であり元福山市長の藤井正男によって、藤井学園という学校法人が創立されました。1961年には、福山電波工業高等学校が設けられ、電気通信科と電子工業科が導入されました。その後、電気科や工業経営科が加わり、1972年には学校法人[[近畿大学]]に移管され、近畿大学附属福山高等学校が発足しました。

1986年には男女共学に移行し、1994年には附属の中学校も併設されました。1996年には東広島校舎を開設し、1999年には独立した学校として近畿大学附属東広島中学校・高等学校となりました。2001年には新しい校歌が制定され、2009年には新校舎が完成しました。2013年には校名を現在の「近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校」に変更し、さらに新しい一歩を踏み出しました。

学校生活と部活動

この学校は様々な部活動が活発に行われています。特に硬式野球部は甲子園に出場した実績がありますが、初戦敗退で悔しさを味わった経験もあります。そのほか柔道部は金鷲旗高校柔道大会での優勝歴があり、卓球部は男女とも全国大会に出場するなど、スポーツ全般において高いレベルを誇ります。また、陸上競技部は女子駅伝チームとしても名を馳せています。部活動を通じて、向上心や協調性が育まれています。

卒業生の活躍

近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校の卒業生も様々な分野で活躍しています。特にプロ野球選手としては、浅野啓司（ヤクルト）、岡田英雄（太平洋）や村田兆治（ロッテ）など著名な選手が多くいます。さらに、格闘技界においても多くの柔道家が巣立っており、中にはオリンピック代表選手もいます。音楽や落語など、文化的な分野でも著名な人材が多く、学校の名を広めています。

交通アクセス

近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校へのアクセスは良好です。トモテツバスの近大附属広島高等学校・中学校福山校前のバス停からは徒歩5分という便利さがあり、JR福塩線の備後本庄駅やJR山陽本線の福山駅からも近い位置にあります。

このように、近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校は、歴史と伝統ある教育機関として、スポーツや文化の両面で優れた成果を上げており、多くの生徒に成長の場を提供しています。

もう一度検索