追手門学院小学校

追手門学院小学校

追手門学院小学校は、大阪府大阪市中央区大手前一丁目に位置する私立小学校です。2021年12月現在、878人の児童が在籍しています。

概要

明治時代に陸軍の外郭団体である偕行社によって設立され、当初は軍部将校の子弟の教育を目的としていました。終戦までは男子校でしたが、戦後は共学校として再出発しました。教員は大阪教育大学出身者が多いのが特徴です。

沿革

1888年（明治21年）4月3日 - 西日本最古の私立小学校として、大阪偕行社附属小学校が創設。
1890年（明治22年）4月 - 大阪府知事より私立学校として認可。
1941年（昭和16年）4月 - 大阪偕行社学院に改称。
1945年（昭和20年）8月15日 - 財団法人偕行社が自然解散。
1946年（昭和21年）4月 - 大阪偕行学園小学校に改称し、共学化。
1947年（昭和22年）
3月 - 大手前学園小学部に改称。
4月 - 中学部新設。
11月 - 追手門学院小学部に改称。
1950年（昭和25年）4月 - 高等部新設。
1966年（昭和41年）4月 - 大学創設。
1971年（昭和46年）4月 - 追手門学院小学校に改称。
1989年（平成元年）2月 - 住居表示の実施により住所表記が変更。
1994年（平成6年）4月 - 学校週5日制（月1回）実施。
1998年（平成10年）4月 - 本館竣工。
2007年（平成19年）7月 - 西館建替工事着工。
2009年（平成21年）1月 - 西館竣工。
2019年（平成31年）東館竣工。

進学の状況

卒業生は中学受験をする生徒も多いですが、内部進学制度を利用して大学まで進む生徒もいます。小学校から中学校への内部進学率は10-15%程度です。6年生になると志望校別のクラスに分かれ、受験対策指導が行われます。学校として中学受験を奨励しており、学習合宿なども実施しています。また、各学年の教科書を12月までに終え、次学年の予習や、学習指導要領から削除された内容の補習も行っています。

教育の指針

高い学力
強い体
ねばり強い心
親切

教育理念は「社会有為の人材育成」・「世界有為」であり、学校の合言葉は「伝統と革新」です。

特色

校門を出入りする際に一礼する習慣があります。
クラスは「い」「ろ」「は」「に」で呼ばれ、それぞれにクラスカラーがあります。
入学時の期生で呼ばれ、学年の代わりに期数を使用します。
設備が充実しており、1962年から全教室にテレビが設置されていました。
屋上にはプールがあり、大阪城天守閣を望むことができます。
給食は一冨士ケータリングから納入され、日本産食品を中心とした献立となっています。
携帯電話の持ち込みが許可されています。
6年生の修学旅行は九州を訪れ、平和教育などが行われます。
英語教育に力を入れており、国際交流プログラムも提供しています。
情報教育を重視し、プログラミングを正課に取り入れています。
マイクロソフト認定教育イノベーターが多数在籍しています。

校友会

校友会は山桜会（やまざくらかい）という名称で活動しており、会報が卒業生に届けられます。

著名な卒業生

よしはらたくや
福井俊彦（元日本銀行総裁）
寺谷一紀（フリーアナウンサー）
中山泰秀（元自由民主党の衆議院議員）
三田誠広（芥川賞作家）
万城目学（作家）
花影アリス (宝塚歌劇団宙組娘役スター）
原丈人　　(デフタ・パートナーズグループ会長　ベンチャーキャピタリスト)
村上のりあつ
山中峯太郎（陸軍軍人、作家）
山田祥（実業家、投資家）

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