送り投げ

送り投げ

送り投げとは、大相撲の決まり手の一つで、相手の背後から投げ倒す技です。2000年12月に新たな決まり手として追加されました。この技の特徴は、相手の背後に回り込み、どのような種類の投げでも相手を倒せば「送り投げ」となる点です。

概要

送り投げは、力士が相手の体勢を崩し、背後を取って投げるという高度な技術を要します。そのため、決まり手として見られる頻度は比較的少ないですが、決まれば観客を沸かせる魅力的な技の一つです。

歴史的な取り組み

2010年1月場所3日目：大関・魁皇が当時関脇の千代大海に送り投げで勝利。この勝利で魁皇は幕内通算808勝を達成し、大相撲史上単独1位の記録を打ち立てました。また、この一番が現役時代の千代大海の最後の相撲となりました。
2013年5月場所5日目：関脇・豪栄道が大関・琴奨菊に送り投げで勝利。
2013年7月場所12日目：十両の取組で隆の山が青狼に送り投げで勝利。
2013年9月場所7日目：十両の取組で朝赤龍が隆の山に送り投げで勝利。
2015年3月場所4日目：幕内の取組で安美錦が時天空に送り投げで勝利。
2015年11月場所7日目：幕内の取組で髙安が北太樹に送り投げで勝利。
2020年3月場所11日目：幕内の取組で霧馬山が錦木に送り投げで勝利。
2024年1月場所4日目：幕内の取組で豊昇龍が若元春に送り投げで勝利。
2025年1月場所12日目：幕内の取組で霧島が王鵬に送り投げで勝利。
2013年名古屋場所13日目: 隆の山が妙義龍に送り投げ。
2024年春場所14日目: 翔猿が金峰山に送り投げ。一度は宙に浮きながらも、相手の背後に回り込んでの逆転勝利でした。

関連項目

相撲
大相撲の決まり手一覧
送り出し

もう一度検索