道の駅うなづき

道の駅うなづき

道の駅うなづきは、富山県黒部市宇奈月町下立に所在し、富山県道14号黒部宇奈月線に登録されている地域休憩施設です。この道の駅は、地元の宇奈月ビール株式会社が運営する主要施設と、黒部市の公共施設である「うなづき友学館」から構成されています。

施設概要

道の駅うなづきの中核施設は、宇奈月ビール株式会社が手掛ける「宇奈月麦酒館」と「うなづき食菜館」です。「宇奈月麦酒館」は、その名の通り地ビールの製造・販売を行っており、出来立てのビールを楽しめるレストランも併設しています。この麦酒館の名称は、道の駅開業に先立つ1996年8月に制定され、建物自体は同年11月に完成しました。

一方、「うなづき食菜館」では、黒部市やその周辺地域で採れた新鮮な農産物や特産品、加工品などが豊富に揃えられており、地元ならではの味覚やお土産を探すことができます。

営業時間・休館日

各施設の営業時間は季節によって変動があります。特に冬季期間（12月から3月）は営業時間が短縮されるため、訪問の際は事前に確認することをお勧めします。

うなづき食菜館
営業時間（通常期）：9時から18時
営業時間（冬季平日）：9時から15時30分
営業時間（冬季土日祝）：9時から17時
休館日：年中無休

宇奈月麦酒館（レストラン）
営業時間（通常期）：11時から18時
営業時間（冬季平日）：11時から15時30分
営業時間（冬季土日祝）：11時から17時
休館日：毎週水曜日（通年）、毎週火曜日（冬季のみ）、年末年始

うなづき友学館

道の駅敷地に隣接して建つ「うなづき友学館」は、黒部市立図書館宇奈月館と黒部市歴史民俗資料館が一体となった複合公共施設です。この建物は1991年12月に着工し、1993年3月に完成、同年4月から利用が開始されました。

歴史民俗資料館では、地域の歴史や文化に関する貴重な資料が展示されています。特に、日本三奇橋の一つとも称されたかつての愛本橋（刎橋時代）を、1/2のスケールで忠実に再現した巨大な模型は圧巻です。また、1969年の豪雨で流失した愛本橋の鉄骨の一部が、ねじれた状態のまま前庭に展示されており、災害の記憶を今に伝えています。この他、地元下立地区の祭りに関連する資料や、ゴッホが描いた花魁の作品レプリカ、宇奈月温泉、黒部峡谷、黒部峡谷鉄道など、地域固有の文化や歴史に関する絵図、古文書、写真などが数多く展示されています。歴史民俗資料館への入場は有料です。

一方、黒部市立図書館宇奈月館は、一般書籍に加えて、黒部峡谷や立山に関する専門的な資料、例えば復刻版の『黒部峡谷誌料』などが所蔵されており、地域の自然や歴史について深く学ぶことができます。図書館の利用は無料です。

うなづき友学館 利用時間：9時から18時
うなづき友学館 休館日：
月曜日（祝日などの場合は翌日）
祝日の翌日（祝日を除く）
毎月最終木曜日（祝日を除く）
年末年始

※うなづき友学館の東側には、黒部市立宇奈月中学校が隣接しています。

その他の施設とアクセス

道の駅うなづきには、多くの利用者が快適に過ごせるよう、十分な駐車スペースが確保されています。普通車75台、大型車3台、身障者用6台が駐車可能です。また、清潔なトイレ設備も完備しており、男性用（大9器、小16器）、女性用（16器）、身障者用（2器）が利用できます。

アクセスは、車でお越しの場合は北陸自動車道黒部インターチェンジからおよそ8分です。公共交通機関を利用される場合は、富山地方鉄道本線下立駅より徒歩約8分と、比較的アクセスしやすい立地です。

道の駅の周辺には、景勝地として知られる愛本橋があり、道の駅訪問と合わせて立ち寄ることができます。

同一市内には、道の駅KOKOくろべも存在し、それぞれ異なる魅力を持っています。

道の駅うなづきは、休憩や飲食、お買い物を楽しめるだけでなく、地域の歴史や文化に触れることができる、多様な魅力を持つ施設です。

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