道の駅とぎ海街道

道の駅 とぎ海街道

石川県羽咋郡志賀町富来領家町に位置する「道の駅 とぎ海街道」（みちのえき とぎうみかいどう）は、国道249号沿いの重要な地域交流拠点です。この道の駅は、1988年に開設された旧富来町の「ふるさと文化センター」を改修・活用する形でスタートしました。長年にわたり地域の休憩施設として親しまれてきましたが、施設機能の更なる向上と利用者満足度を高めるため、大規模なリニューアルが実施されました。

大規模リニューアルで魅力アップ

道の駅とぎ海街道は、2023年3月18日に全面的なリニューアルを経て、装いも新たにオープンしました。このリニューアルでは、特に販売スペースと飲食スペースが全面的に改装され、より快適で利用しやすい空間へと生まれ変わりました。新鮮な地元特産品や魅力的なお土産が並ぶ売場、そして能登の味覚を堪能できるお食事コーナーは、多くの来訪者で賑わっています。この改修により、道の駅としての機能が大幅に強化され、地域経済の活性化にも貢献しています。

充実した施設・サービス

旅行者が安心して立ち寄れるよう、道の駅とぎ海街道には各種施設が整備されています。

駐車場:
普通車: 75台
大型車: 3台
身障者用: 1台
合計79台の駐車スペースを確保しており、多様な車種に対応しています。

トイレ:
男性用: 大 3室、小 6室
女性用: 7室
身障者用: 2室
清潔なトイレは24時間利用可能です。

お食事コーナー:
営業時間: 11:00 - 17:00
地元食材を使った料理や軽食を提供しており、休憩時間に合わせて利用できます。

サービスステーション / 特産品販売所:
営業時間: 9:00 - 17:30
地元の新鮮な野菜、海産物、加工品、お土産などが豊富に揃っています。観光情報を提供する情報コーナーも併設されており、旅の計画に役立ちます。

管理体制:
道の駅の設置者は志賀町であり、運営管理は株式会社いこいの村能登半島が指定管理者として担っています。地域と連携しながら、質の高いサービス提供を目指しています。

さくら貝資料館

道の駅とぎ海街道の大きな特徴の一つに、館内に設けられた「さくら貝資料館」があります。この資料館は、道の駅全体のリニューアルに先駆けて、2022年10月7日にオープンしました。増穂浦海岸は、淡いピンク色のさくら貝が多く漂着することで知られており、資料館ではこの美しい海岸に集まる様々な種類の小貝約300種が展示されています。また、これらの貝殻を用いた繊細な貝細工アートの作品も鑑賞することができ、海の恵みの多様性と芸術性を感じることができます。

年中無休でいつでも立ち寄り可能

道の駅とぎ海街道は、基本的に年中無休で運営されています。これにより、年末年始を含め、年間を通じていつでも気軽に立ち寄ることができ、急な休憩や買い物のニーズにも応えることができます。

アクセスと周辺情報

登録路線: 国道249号
アクセス: 石川県道23号富来中島線からもアクセス可能です。

道の駅周辺には、能登の豊かな自然と歴史を感じさせる見どころが点在しています。

増穂浦海岸: 道の駅のすぐ近くに広がる海岸です。美しいさくら貝が漂着することで有名で、日本のさくら貝三大名所の一つにも数えられます。また、この海岸には、二葉百合子の名曲「岸壁の母」の歌詞と共に、そのモデルとされる志賀町出身の端野いせ氏のレリーフを刻んだ石碑が建てられており、多くの人が訪れます。
世界一長いベンチ: 1987年に設置され、1989年にギネス世界記録に認定された全長460.9メートルの木製ベンチです。増穂浦海岸沿いにあり、日本海に沈む夕日を眺める絶好のスポットとして知られています。
巌門（がんもん）: 能登金剛を代表する景勝地の一つで、荒波によって削られた奇岩が立ち並びます。特に中心にある洞門は迫力があり、遊覧船で海からの景色を楽しむこともできます。

道の駅とぎ海街道は、これらの観光スポットへのアクセス拠点としても便利な場所にあります。能登半島を訪れる際は、ぜひ立ち寄って、地域の魅力を体験してください。

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