道の駅コスモール大樹

道の駅コスモール大樹とは

道の駅コスモール大樹は、北海道広尾郡大樹町に所在し、主要幹線である国道236号に面して設置されています。この道の駅の最大の特徴は、隣接する大規模ショッピングセンター「コスモール」と一体的に機能し、駐車場を含めた多くの設備を共有している点にあります。

施設の成り立ちと名称

駅名の由来は、そのまま併設のショッピングセンター「コスモール」から採られています。「コスモール」という名称は、大樹町の町花である「コスモス」と、航空・宇宙を意味するラテン語の接頭辞「コスモ」を組み合わせた造語であり、大樹町の地域性と未来への展望を示唆しています。

この「コスモール」自体も、地域の活性化において重要な役割を担っています。「中心市街地の活性化に関する法律」に基づき、北海道内で最初に認定された施設として、2002年（平成14年）3月1日に開業しました。単なる商業施設に留まらず、内部には大樹町経済センターも併設されており、地域の経済活動の拠点としての機能も果たしています。

複合施設としての機能

ショッピングセンターとの併設という形態から、道の駅としての休憩・情報提供機能に加え、様々な役割を担う複合施設となっています。特に、大樹町が積極的に取り組む宇宙開発事業や、地域の歴史ある砂金掘りに関連する展示コーナーが設けられており、訪れる人々に町の特色や魅力を伝えています。多目的ホールも備えられており、地域のイベントや活動にも利用されています。

主な設備とサービス

道の駅利用者向けの基本的な設備も充実しています。トイレは24時間利用可能な区画が確保されており、男性用は合計16器（うち24時間利用可能が7器）、女性用は合計12器（うち24時間利用可能が6器）、身障者用は合計3器（うち24時間利用可能が1器）が設置されています。また、公衆電話が2台備えられています。

物産コーナーでは、大樹町や十勝地方の特産品、お土産品などが販売されており、買い物を楽しむことができます。

併設施設

ショッピングセンター「コスモール」: 多様な店舗が集まる商業施設です。営業時間は9:30から19:30までとなっています（各テナントは臨時休業する場合があります）。
十勝バス大樹案内所: バス利用者向けの案内所です。乗車券の販売を行っており、取扱券種は普通乗車券（一部区間）、帯広行きの往復乗車券、定期券です。定期券は平日および土曜のみ販売しています。営業時間は通常期（4月〜9月）が9:00から18:00、冬季（10月〜3月）が9:00から17:00までです。

共有設備

ショッピングセンターと共用する駐車場は広大で、普通車160台、大型車4台、身障者用6台分のスペースが確保されています。

休館日

特産品コーナーは年末年始（12月31日から1月3日）が休館日です。ショッピングセンター全体としては1月1日のみが定休日ですが、テナントによっては個別に臨時休業する場合があります。

アクセスと周辺情報

道の駅には国道236号を利用してアクセスします。周辺には、清流として知られる歴舟川、大樹町役場、地元スーパーのフクハラ大樹店、砂金掘体験場などがあり、道の駅を拠点に周辺観光を楽しむことも可能です。

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