道の駅倶利伽羅 源平の郷

道の駅倶利伽羅 源平の郷

概要

石川県河北郡津幡町の字竹橋西に位置する「道の駅倶利伽羅 源平の郷」（みちのえき くりから げんぺいのさと）は、主要地方道である石川県道215号森本津幡線に面した休憩・交流施設です。その名称は、この地が源平合戦における歴史的な舞台となった「倶利伽羅峠の戦い」にゆかりがあることに由来しています。当初、道の駅として登録された際の路線は国道8号でしたが、津幡北バイパスの開通に伴う経路変更と路線名の変更により、現在は石川県道215号が登録路線となっています。この道の駅は、単なる道路利用者の休憩施設にとどまらず、地域の情報発信、特産品の販売、食事提供、さらには宿泊や温泉利用も可能な多機能複合施設として、地域住民や観光客に広く利用されています。

施設紹介

道の駅倶利伽羅 源平の郷には、様々な目的で利用できる施設が整備されています。

駐車場・トイレ

来訪者が安心して利用できるよう、十分な駐車スペースが確保されています。駐車場は、普通車用が62台、大型車用が5台、そして身体障がい者用が4台分設けられています。また、清潔で快適なトイレも完備されており、男性用は洋式・和式合わせて17器（大6、小11）、女性用は9器、身体障がい者用は2器が利用可能です。

物販・飲食施設

売店・ロビー: 地元の特産品やお土産などを購入できる売店と、休憩スペースを兼ねたロビーがあります。営業時間は朝7時30分から夜21時までと比較的長く、様々な時間帯で利用できます。
源平茶屋: 地元の食材を使った料理を提供するレストランです。営業時間は11時30分から19時30分までで、昼食や夕食に利用できます。

交流・研修・宿泊施設

竹橋口（歴史資料館）: この地域の歴史、特に「倶利伽羅峠の戦い」に関する資料などが展示されている歴史資料館です。地域の歴史や文化に触れることができます。
倶利伽羅塾: 宿泊研修施設として利用できる施設です。合宿や研修など、多人数での利用にも対応しています。

温浴施設

源平の湯: 敷地内に併設された温泉施設です。旅の疲れを癒すことができます。営業時間は曜日によって異なり、平日は10時から15時と16時から21時の二部制、土日祝日は10時から21時まで通しで営業しています。ただし、祝日を除く月曜日は16時から21時のみの営業となりますので注意が必要です。

休館日

道の駅全体の主な休館日は、毎週月曜日です。ただし、月曜日が祝日の場合は翌日が休館となります。また、年末も休館期間が設けられています。

アクセス

登録路線: 石川県道215号森本津幡線に直接面しています。
公共交通機関: IRいしかわ鉄道またはJR西日本の津幡駅からは、およそ10分程度の所要時間でアクセス可能です。
自動車: 北陸自動車道の金沢森本インターチェンジからは、車で約15分ほどで到着します。

周辺情報

道の駅の周辺には、倶利伽羅峠の戦いにゆかりの深い「倶利迦羅不動尊」をはじめ、歴史的な名所や自然景観が点在しています。また、近隣には倶利伽羅郵便局や、IRいしかわ鉄道線の倶利伽羅駅などがあり、地域生活や観光の拠点となっています。

特徴

道の駅倶利伽羅 源平の郷は、その立地が「源平の郷」と呼ばれる歴史的な地であることから、地域の歴史や文化を学ぶ施設を備えている点が特徴です。また、物販・飲食施設に加えて、宿泊施設や温泉施設まで備えているため、単なる休憩所としてだけでなく、滞在型観光の拠点としても機能しています。登録路線が国道から県道へ変更されたという経緯も持ち合わせており、地域の幹線道路網の変遷と共に歩んできた道の駅と言えます。これらの多様な機能と歴史的背景が、「道の駅倶利伽羅 源平の郷」の個性となっています。

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