道の駅半布里の郷 とみか

道の駅半布里の郷 とみか

岐阜県加茂郡富加町に佇む「道の駅半布里の郷 とみか」は、地域に根ざした魅力溢れる交流拠点です。主要な登録路線は国道418号線。この国道は、一部に通行が難しい区間が含まれることから通称「酷道」として知られることもありますが、道の駅周辺はしっかりと整備されており、安心してアクセスすることが可能です。

歴史と文化が息づく場所

道の駅が位置する富加町は、日本最古の戸籍と伝わる「半布里戸籍」ゆかりの深い土地です。この歴史的な背景を反映し、施設全体は古代飛鳥時代をイメージした落ち着いた色調でデザインされています。また、かつて「半布里戸籍」に記録されたであろう7世紀から8世紀にかけての古代の村の遺跡も周辺で発掘されており、そこから出土した貴重な品々は富加町郷土資料館に展示されています。道の駅を訪れることで、この地域の豊かな歴史と文化の一端に触れることができるでしょう。

充実した施設とサービス

道の駅半布里の郷 とみかでは、利用者が快適に過ごせるよう様々な施設が整備されています。

駐車場: 普通車34台、大型車4台、身体障害者用1台を完備。
トイレ・公衆電話: 駐車場とともに24時間いつでも利用可能です。
情報コーナー: 地域の観光情報や道路情報などを入手できます。
レストラン:
モーニング：9時00分～11時00分
食事：11時30分～14時00分

このほか、施設内の多目的広場では、年間を通して様々なイベントが開催され、地域住民や観光客の交流の場となっています。

地元産の恵みとこだわりの特産品

道の駅の大きな魅力の一つは、新鮮な地元産品が手に入る農産物直売所です。ここでは、富加町に住む農家の方々が丹精込めて育てた農産物が中心に並びます。

主な販売品目（例）

春: いちご
夏: ナス、キュウリ、インゲン、甘長、とうもろこし
秋: サツマイモ、栗、柿、干し柿
冬: 白菜、里芋、黒豆
その他: かぶ、大根、ブロッコリー、ホウレン草など

中でも、いちご、ハクサイ、サトイモ、ナス、ダイズは、この道の駅が特に誇る「自慢の逸品」として推奨されています。

また、特産品コーナーでは、富加町ならではのユニークな商品が見つかります。この地域が「半布里戸籍」と関わりが深かったことにちなみ、古代米（黒米）を使った商品が多いのも特徴です。

特産品例

地元銘菓店「米寿庵」による、古代米を使用したおまんじゅう各種（紅ごま、穂の香、紫の舞い）。
古代米を使った黒米朴葉寿し。
地域の食文化を伝える朴葉味噌や、手作りの富加豆味噌。
富加町産のカボチャや旬の果物を贅沢に使用した手作りカボチャのシフォンケーキや季節のシフォンケーキ。
地元の和菓子処「緑水庵」からは、岐阜県の代表的な銘菓である堂上蜂屋柿や飛あゆ。
清流で育った鮎を使った鮎の甘露煮。
地元の蔵元「松井屋酒造場」が手掛ける、古代米を用いた黒米酒や赤米酒、そして特産の梨を使った梨のリキュール。
その他、地元産のフルーツを使ったいちごジャムなど。

これらの特産品は、道の駅正面カウンターで販売されている「記念きっぷ」とともに、お土産としても大変喜ばれます。

立ち寄りの際の注意点

「道の駅半布里の郷 とみか」は、毎週水曜日が定休日です（ただし、水曜日が祝日の場合は翌日が休館となります）。また、年末年始（12月31日から1月3日）も休館となりますので、お越しの際はご注意ください。

アクセス情報

車でお越しの場合：国道418号または岐阜県道346号富加坂祝線をご利用ください。
* 公共交通機関をご利用の場合：長良川鉄道富加駅から徒歩数分と、非常に便利な立地です。

周辺には、身代わり観音として知られる大梅寺などの見どころもあります。

歴史と自然豊かな富加町を訪れる際は、「道の駅半布里の郷 とみか」にぜひお立ち寄りください。新鮮な地元産品や unique な特産品、そして古代のロマンを感じさせる空間が、皆様のお越しをお待ちしております。

※ PERIMETRON HUBの第199回オープニングで当所が紹介されたことがあります。

（参考情報として、道の駅の公式サイトやFacebookページもご活用ください。）

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