道の駅風の家

道の駅風の家（みちのえき かぜのいえ）

岡山県真庭市蒜山に所在する道の駅風の家は、国道482号沿いに構える地域の交流拠点です。この場所は、地域の特産品や新鮮な野菜を通じて地元の魅力を発信しています。

歴史的背景

道の駅風の家は1994年に「ふれあい特産館 風の家」として開業し、1997年には正式に道の駅として登録されました。その後、1998年には地元の名産、特に蒜山産のそばを提供する「そばの館」が設立されました。この施設は旧川上村が整備したもので、年間に5万人以上の来訪者を誇るほどの人気を集めていました。

しかし、2020年10月に不幸な火災で「そばの館」は全焼してしまいました。この出来事は地域にとって大きな痛手でしたが、再建への希望が息を吹き返します。伝統的な入母屋造のデザインでの再建計画がスタートし、2021年11月から工事が始まり、2022年8月8日には新たにオープンしました。このように、道の駅風の家は歴史を持ちながらも新たな一歩を踏み出しています。

施設の利用案内

道の駅風の家には、多くの施設が整っています。駐車場は普通車が213台、大型車が6台、身体障害者用が5台分、トイレは男女別に多くの器が設置されています。例えば、男性用は小便器5つ、大便器3つ、女性用トイレは9つ、さらに身体障害者用が1つあります。その他、情報コーナーや公衆電話、売店、軽食コーナー、さらには新鮮とれたて野菜市、特産物売場も完備されています。

特に春から秋にかけては、新鮮とれたて野菜市が盛況に開かれ、地元の農家たちが新鮮な野菜や花卉を持ち寄ります。売店では、蒜山産の乳製品、ワイン、地酒、その他地域特産品が販売されており、訪れた人々に地元の味を楽しんでもらえる仕組みが整っています。

さらに、道の駅内には「味覚工房 そばの館」もあり、ここでは蒜山産のそばを味わうことができます。ただし、そばの館の営業時間は季節によって変動がありますので、訪れる際には確認が必要です。

周辺環境とアクセス

道の駅風の家は、蒜山の自然に囲まれた静かな環境に位置し、周辺には美しい蒜山高原が広がっています。訪れるには、国道482号を利用するのが便利で、米子自動車道の蒜山ICから車で約1分の距離です。また、岡山県道58号や114号など、周辺道路へのアクセスも良好です。

道の駅の運営は真庭市株式会社グリーンピア蒜山が行っており、休館日は水曜日と木曜日（1 - 3月）、水曜日のみ（4 - 12月）、そばの館は季節により異なる休業日があります。近々、積水ハウスとマリオット・インターナショナルによって「フェアフィールド・バイ・マリオット」が開業予定です。

道の駅風の家は、地域の文化を味わえるだけでなく、自然の美しさを確かめることができる時代を超えた場所です。

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