遠い遠い未来へ

DEENの17thシングル「遠い遠い未来へ」は、彼らの音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなった楽曲です。このシングルは、ビーイングによる最後のプロデュース作品であり、DEENの初期を支えた制作チームとの関係に一区切りをつける意味合いを持ちます。

楽曲の背景と特徴

「遠い遠い未来へ」は、長らくオリジナルアルバムには収録されませんでしたが、2008年に発売されたベストアルバム『DEEN PERFECT SINGLES +』でようやく収録されました。この楽曲の制作には、後にGIZA studioからデビューするGARNET CROWのAZUKI七と古井弘人が参加しています。特に古井弘人は、DEENのデビュー当初からアレンジャーとして関わっており、彼らのサウンドを支えてきた重要な人物です。

1999年4月10日には、NHKの音楽番組『ポップジャム』に出演し、「遠い遠い未来へ」を披露しました。この時の映像は、宇津本直紀が在籍中にハイビジョン撮影された最後の映像として、DEENのファンにとっては貴重な記録となっています。

収録曲について

シングルには以下の楽曲が収録されています。

1. 遠い遠い未来へ
2. 晴れた空の下、きみつれて
3. 遠い遠い未来へ (オリジナル・カラオケ)
4. 晴れた空の下、きみつれて (オリジナル・カラオケ)

「晴れた空の下、きみつれて」は、池森秀一が作詞を、山根公路と宇津本直紀が作曲を手掛けた楽曲で、DEEN自身が編曲を担当しています。

収録アルバム

「遠い遠い未来へ」とそのカップリング曲は、以下のアルバムに収録されています。

『DEEN PERFECT SINGLES +』(#1)
『Another Side Memories〜Precious Best〜』(#2)
『DEENAGE MEMORY -20周年記念ベストアルバム-』(#1)
『DEEN The Best FOREVER 〜Complete Singles +〜』(#1)

タイアップ

「遠い遠い未来へ」は、TBS系列で放送されていた人気番組『筋肉番付』のエンディングテーマとして使用され、幅広い層に親しまれました。

参加ミュージシャン

この楽曲には、以下のミュージシャンが参加しています。

作詞: AZUKI七 (「遠い遠い未来へ」)
作曲: 大野愛果 (「遠い遠い未来へ」)
編曲: 古井弘人 (「遠い遠い未来へ」)
作詞: 池森秀一 (「晴れた空の下、きみつれて」)
作曲: 山根公路 & 宇津本直紀 (「晴れた空の下、きみつれて」)
編曲: DEEN (「晴れた空の下、きみつれて」)

DEEN

池森秀一: ボーカル
山根公路: キーボード
宇津本直紀: ドラム
田川伸治: ギター

「遠い遠い未来へ」は、DEENの音楽性を多様な角度から楽しめる作品であり、彼らの歴史を語る上で欠かせない一曲と言えるでしょう。

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