遠藤康 (俳優)

遠藤 康

東京都出身、1990年11月1日生まれの日本の俳優です。現在はエビス大黒舎およびTeam Ebisuに所属しています。身長は173cm、体重は63kg。俳優としての活動を始めた当初は、「遠藤 耕介」という芸名を使用していました。

俳優活動の歩み

遠藤康は、2010年代前半から俳優としてのキャリアを本格的にスタートさせました。活動の中心は映画で、特にインディーズ作品への出演を通じて、様々な役柄に挑戦し、俳優としての経験と幅を広げていきました。

2013年は多くの映画に出演した年であり、筧昌也監督の「さよなら、キノコ」をはじめ、新城卓監督作「青木ヶ原」では民間山岳救助隊員、佐々木想監督作「隕石とインポテンツ」ではヤンキー役を演じるなど、個性的な配役が続きました。また、この頃から福田陽平監督や田中佑和監督作品への参加も始まり、「すばらしい世界」「ウマにまつわる干支セトラ」「ほんとうに映った!監死カメラ3・4」といった両監督の作品や、上村奈帆監督作「蒼のざらざら」など、精力的に映画出演を重ねました。

2014年には鈴木太一監督作「みんな死ね、生きろ」で宮本先輩役を務めました。2015年に入ると、福田陽平監督作「アイズ」で遠藤宗介役、藤井道人監督作「7s」でアクション俳優役として参加するなど、活動の範囲を広げます。この年の特に重要な出演作として、田中佑和監督が手がけた「青春群青色の夏」が挙げられます。この作品で遠藤は主演を務め、秋山耕介役を演じきり、俳優としてのキャリアにおいて大きな節目を迎えました。その後も、2016年には福田陽平・田中佑和両監督によるホラー作品「デスフォレスト 恐怖の森5」で安藤泰信役を演じるなど、継続的に映画界で活躍しています。

テレビ・その他のメディアでの出演

映画のみならず、テレビドラマや様々なメディアにも出演し、活動の場を多角的に広げています。テレビ初出演の一つとして、2012年のテレビ東京の番組「さばドル」があります。その後、2015年にはTBS系のドラマ「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」の第5話に警察官役として登場。BSスカパー!で放送されたドラマ「PANIC IN」の第1話では怪しい男役を演じました。

フジテレビ系の番組では、2015年に放送された「かもしれない女優たち」に出演し、岡田准一役というユニークな役柄を演じたことで注目を集めました。2016年にはNHK BSプレミアムの「わたしのウチには、なんにもない。」第1話で三角コーナー役、NHKの番組「人生は18歳で決まる!?」で辻口シェフ役としても出演しています。また、フジテレビオンデマンドおよびフジテレビで放送された「SHIBUYA零丁目」では、第2話から第4話にかけてバーテンダー役を演じました。さらに、テレビ朝日系で放送された特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」の第24話にシド役でゲスト出演し、特撮ファンの間でもその名が知られるようになりました。

映画やテレビドラマの出演に加え、多岐にわたるメディアでの活動も見せています。WEBコンテンツ分野では、レッドブルの「Red Bull BC One」関連動画でサラリーマン役を務めた経験があります。さらに、企業向けのVP（ビデオパッケージ）や、警視庁が制作した風俗経営に関するVPでは警察官役として出演するなど、その活動は非常に広範囲に及んでおり、俳優としての柔軟性を示しています。

結び

遠藤康は、インディーズ映画での経験を土台に、商業作品、テレビドラマ、特撮、Webコンテンツ、VPと、非常に幅広い分野で活動を展開している俳優です。特に、映画においては主演経験を持ち、福田陽平監督や田中佑和監督といった特定の監督との継続的な協業が多く見られるなど、俳優としての確かなキャリアを着実に築いています。テレビドラマでも個性的な役柄を演じる機会が多く、多様なキャラクターを表現できる柔軟性を持つこともうかがえます。その幅広い活躍と演技力から、今後の更なる飛躍が期待される存在と言えるでしょう。

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