遠鉄観光開発

遠鉄観光開発株式会社について

遠鉄観光開発株式会社（Entetsu Kanko Kaihatsu Co., Ltd.）は、静岡県浜松市中央区の舘山寺温泉を基盤とし、観光およびレジャー関連の多岐にわたる事業を展開しています。この企業は、遠鉄グループの一員として、ホテル、遊園地、ミュージアムなどさまざまな施設の運営を行っています。2011年に設立された新しい法人ですが、その前身にあたる法人は1956年に創業し、長い歴史を有しています。

概要

遠鉄観光開発は、浜名湖周辺の観光資源を最大限に活用し、地域の活性化に貢献する役割を果たしています。主な施設には「ホテルウェルシーズン浜名湖」、「浜名湖パルパル」遊園地、「浜名湖オルゴールミュージアム」、「かんざんじロープウェイ」、そして日帰り温泉施設「華咲の湯」があります。近年では、浜名湖オルゴールミュージアムの新規オープンや遊園地パルパルの改修、ホテルや温泉施設の新たな開業など、積極的な投資を行っています。

会社の歴史

この企業の起源は1956年にさかのぼり、当初は「舘山寺観光開発株式会社」として設立されました。1960年に社名を「遠鉄観光開発株式会社」に変更し、同年には日本初の湖上を渡るロープウェイとして「かんざんじロープウェイ」の営業を開始しました。その後も順次、宿泊施設や遊園地の運営を拡充し、1971年に「遊園地パルパル」を開園。一方、1981年には「ホテルコンコルド浜松」、1987年には「ホテル九重」といった宿泊施設もオープンしました。

2000年代に入ると、2007年から浜名湖かんざんじ荘の運営を受託し、旅行者に向けたサービスを強化しました。2009年には「遠鉄ホテルエンパイア」をリニューアルし、「ホテルウェルシーズン浜名湖」として新たにスタートしました。さらに、日帰り温泉「華咲の湯」のオープンも果たし、温泉業界においても重要な存在となりました。2011年には新遠鉄観光開発株式会社が設立され、遊園地やホテル業務を引き継ぎ、旧法人は親会社である遠州鉄道に合併されました。

加えて、2017年には(株)ホテルコンコルド浜松を吸収合併し、ホテル事業のさらなる拡大を図りました。

現在の展望

現在でも、遠鉄観光開発は浜名湖地域の観光促進に注力し続けており、地域住民や観光客に対して新しい価値を提供することを目指しています。施設の新規オープンやリニューアルにより、常に革新を追求し、浜松市の観光地としての地位を確立しています。また、地元経済の発展に寄与するため、様々なイベントやインフラ整備にも関わっており、地域全体を盛り上げる役割を果たしています。遠鉄観光開発株式会社は、今後もさらなる成長を遂げる企業として注目されています。

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