那珂市消防本部

那珂市消防本部の概要

那珂市消防本部（なかししょうぼうほんぶ）は、茨城県那珂市に設置されている消防機関であり、その管轄範囲は那珂市全域に及びます。この消防本部は地域安全のシンボルとして重要な役割を果たしています。

基本情報

那珂市消防本部の所在地は、那珂市菅谷651-3です。2018年度のデータによると、管内面積は97.80平方キロメートルで、職員数は107人ですが、実際の員数は97人となっています。消防署は2箇所あり、火災件数は20件、救急出動は2,268件、救助出動は51件という結果が記録されています。消防活動には、当年度の消防予算が1,705,053千円割り当てられています。

主な機材

消防本部は、先進的な機材を保有しており、以下のような主力機械が揃っています：

• - 消防ポンプ自動車：2台
• - 水槽付消防ポンプ自動車：2台
• - 小型はしご車：1台
• - 救助工作車：1台
• - 高規格救急自動車：4台
• - 救助艇：2台
• - 救助用水上バイク：1台
• - 司令車：1台
• - 広報車：3台
• - 資材搬送車：2台
• - 火災調査車：1台
• - 連絡車：6台
• - 防災活動車：1台
• - マイクロバス：1台
• - ボートトレーラー：1台

沿革

那珂市消防本部の歴史は1967年にさかのぼります。当時の那珂郡那珂町では、那珂町消防本部・消防署が設立されました。翌1968年には、救急業務が開始されるとともに救急車も配備されています。さらに、1969年には那珂町と瓜連町の2町によって、那珂瓜連地区消防事務組合消防本部が発足しました。これは地域の消防活動の基盤を築く一歩となりました。

1974年には、瓜連分署にも救急車が配備され、救急業務が拡充されます。その後、1977年には特別救助隊が結成され、消防活動の専門性が高まりました。

1980年に、新庁舎への移転を経て、1981年には組織体制が見直され、1本部2署体制に移行しました。この動きは、地域住民の安全を一層強化することを目的としていました。1990年には西消防署が新しい庁舎に移転し、2005年には那珂町が瓜連町を編入合併したことで、市制に移行し那珂市が誕生。その際に、那珂市消防本部が正式に発足しました。

組織構成

那珂市消防本部は、総務課、予防課、警防課などの部門に分かれています。各課はそれぞれの専門的な任務を担い、地域の安全に貢献しています。

このように、那珂市消防本部は歴史的にも現在においても地域社会のために尽力してきました。その活動によって、那珂市の安全が守られています。

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