那賀川町

那賀川町について

那賀川町（なかがわちょう）は、徳島県の東部に位置していた町で、2006年3月20日に阿南市に編入されて消滅しました。かつては那賀郡に属し、阿南平野（那賀川平野）に位置していました。町の北東部は紀伊水道に面しており、南部には那賀川が流れています。隣接する自治体には、小松島市や阿南市、羽ノ浦町があります。

歴史

那賀川町は1956年9月30日に今津村と平島村が合併して誕生しました。1968年には町章が制定され、その後も地域の発展が続きました。2005年11月2日には、那賀川の中州にアゴヒゲアザラシのナカちゃんが現れ、地域の話題を呼びました。しかし、2006年に阿南市に編入されることとなり、同日那賀川町は公式に廃止されました。

歴代町長

那賀川町にはこれまでに6名の町長が在任しました。初代町長は宮本治平氏で、1956年から1987年までの間にそれぞれ異なる人物が町長を務めました。特に最後の町長である臣永正廣氏は、後に大阪市の西成区長を経験しました。

教育

那賀川町内には教育機関も存在し、主に中学校として那賀川町立那賀川中学校があり、小学校には那賀川町立今津小学校と那賀川町立平島小学校がありました。しかし、今津中学校と平島中学校は廃校となっています。

交通

那賀川町は交通の便も良く、中心的な鉄道駅として四国旅客鉄道（JR四国）の阿波中島駅があります。町内にはJR牟岐線が通っており、西原駅と阿波中島駅が利用可能です。バス路線に関しては、徳島バスや他のバス会社が運行しており、阿南市や大阪の主要な場所への接続があります。

道路

那賀川町には高速道路は通っていませんが、一般国道55号線や数本の県道が通っています。これにより、周辺地域へのアクセスは比較的良好でした。

名所と文化

町内には那賀川町立歴史民俗資料館があり、地域の歴史や文化を学ぶことができます。また、出身の有名人には鉄道省官僚の山田隆二氏やサッカー選手の黒部光昭氏、道上彩花氏、競輪選手の岩原紗也香氏がいます。彼らの活躍は町の誇りとして語り継がれています。

那賀川町はその歴史や地域文化に恵まれた場所であり、現在は阿南市の一部として新たな発展を遂げています。地域の記憶として、今も多くの人々に愛され続けていることでしょう。

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