那須高原恋人の聖地展望台

那須高原恋人の聖地展望台

那須高原恋人の聖地展望台は、栃木県那須郡那須町湯本に位置する、標高1048メートルの展望台です。那須岳の中腹にあり、那須高原の雄大な自然を一望できる絶景スポットとして知られています。この展望台は、特定非営利活動法人地域活性化支援センターが主催する「恋人の聖地プロジェクト」によって、全国で100番目の恋人の聖地に選定されました。

概要

かつて有料道路だったボルケーノハイウェイ時代には、展望台と休憩施設を兼ねた駐車場として利用されていました。しかし、ボルケーノハイウェイが無料開放されたことを機に、この場所の観光資源としての価値が見直され、展望台の整備と恋人の聖地プロジェクトへの申請が行われました。その結果、2010年6月に恋人の聖地として認定され、現在では多くの観光客やカップルが訪れる人気スポットとなっています。

展望台には、著名なブライダルファッションデザイナーである桂由美氏による題字入りプレートが設置されています。展望台からは、間近に茶臼岳を望むことができ、遠くには八溝連山も望めます。眼下には那須高原の広大な景色が広がり、その美しさに目を奪われるでしょう。夕日や夜景も美しく、ロマンチックな雰囲気を演出してくれます。

また、展望台周辺には、自然を満喫できるスポットが点在しています。ボルケーノハイウェイ沿いには温泉が湧いており、展望台から車で5分ほどの距離にある八幡温泉の近くには、八幡のつつじ群落があります。5月下旬には、20万本ものヤマツツジが満開になり、周辺一帯を爽やかな香りで包み込みます。このつつじ群落は、環境省かおり風景100選や栃木県景勝100選にも選ばれており、美しい景色を楽しむことができます。

さらに、那須御用邸の敷地の約半分が那須平成の森として一般開放されており、展望台から車で10分ほどの距離にあります。那須ハイランドパークには、恋人の聖地のサテライトモニュメントが設置されており、展望台から車で30分ほどの距離にあります。

東日本大震災による被害とリニューアル

恋人の聖地に認定された翌年、東日本大震災が発生し、那須町は震度6弱の揺れに見舞われました。その結果、展望台の擁壁などに被害が発生し、一部は立ち入り制限がなされました。しかし、那須町は予算を投じて擁壁の改修を行うとともに、案内板やベンチの設置などリニューアル工事を実施しました。その結果、2012年7月21日に展望台はリニューアルオープンし、記念式典には、一般募集のカップルや関係者ら約150人が参加しました。

周辺情報

那須温泉郷: 展望台から車で数分の距離には、多くの温泉旅館やホテルがあります。温泉巡りもおすすめです。
那須平成の森: 那須御用邸の敷地の一部を一般開放したもので、自然散策や森林浴を楽しめます。
那須ハイランドパーク: 遊園地やアトラクションがあり、家族連れやグループで楽しめます。

那須高原恋人の聖地展望台は、自然豊かな環境の中で、ロマンチックなひとときを過ごせる場所です。カップルはもちろんのこと、家族や友人とも楽しめる魅力的なスポットです。

関連項目

恋人の聖地
展望台
那須岳
那須高原
那須温泉郷
那須平成の森
日光国立公園

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