郡山信用金庫

概要

郡山信用金庫（こおりやましんようきんこ、英語名称：KORIYAMA SHINKIN BANK）は、福島県郡山市に主たる事務所を構える地域密着型の協同組織金融機関です。営利を目的とせず、会員である地域の中小企業や個人、地方公共団体などの経済活動を支援し、地域社会の発展に貢献することを使命としています。信用金庫法に基づき運営されており、地域住民や事業者の身近な相談相手として、預金、融資、為替などの各種金融サービスを提供しています。

特徴

当金庫は、「あなたのあしたに･･･まごころバンク」というキャッチフレーズを掲げ、お客様一人ひとりのニーズに寄り添ったきめ細やかなサービス提供を心がけています。ATMネットワークに関しては、利便性向上のため、いくつかの金融機関やコンビニエンスストアとの提携を進めています。福島県内に本店を置く他の信用金庫と同様に、セブン銀行およびイオン銀行とのATM提携を実施しています。セブン銀行ATMについては片乗り入れとなっており、当金庫のキャッシュカードで出金や残高照会は可能ですが、入金はできません。イオン銀行ATMでは、相互入出金および残高照会が可能です。さらに、郡山信用金庫の特色として、他の福島県内信用金庫には見られない新銀行東京との相互出金提携も結んでおり、利用可能なATMの範囲を広げています。

沿革

郡山信用金庫の歩みは、大正時代にまで遡る長い歴史を持っています。

1924年（大正13年）3月8日：産業組合法に基づき、「有限責任郡山信用組合」として設立されました。この時代、産業組合は地域の農業、商業、工業などの振興と、組合員の経済的地位向上を目的としていました。当組合も、地域の産業を金融面から支える役割を担いました。
1943年（昭和18年）7月：戦時体制下の金融統制のもと、市街地信用組合法に基づき「郡山信用組合」へと改組されました。これにより、都市部における金融機関としての性格が強まり、主に市街地の住民や商工業者への金融サービス提供を中心とするようになりました。
1950年（昭和25年）4月：第二次世界大戦後の経済復興期において、中小企業等協同組合法の制定を受け、再び組織の改編が行われました。この改組により、地域の中小企業の育成・振興をより一層支援する体制を強化しました。
1951年（昭和26年）10月：信用金庫法が施行されたことに伴い、現在の名称である「郡山信用金庫」に改組されました。信用金庫法の成立は、地域社会の健全な発展に寄与する非営利の協同組織金融機関としての信用金庫の役割を明確に位置づけるものであり、当金庫も新たな法的基盤のもと、地域金融機関としての使命を果たすこととなりました。

店舗情報（toto払い戻し取扱店）

郡山信用金庫では、一部の店舗においてスポーツ振興くじ「toto」の当選金の払い戻し業務を取り扱っています。当選券をお持ちの方は、これらの指定店舗で払い戻しを受けることができます。払い戻しを取り扱っている店舗は以下の通りです。

本店
安積（あさか）支店
大槻（おおつき）支店
金屋（かねや）支店
並木（なみき）支店
船引（ふねひき）支店

なお、払い戻しには当選券と本人確認書類が必要となりますので、詳細は窓口でご確認ください。

その他

郡山信用金庫に関連する情報としては、東北地方の信用金庫が連携して設立したクレジットカード会社である「東北しんきんカード」が挙げられます。また、信用金庫の全般的な仕組みや役割、日本の信用金庫一覧、あるいは協同組織金融機関といった項目についても参照することで、当金庫への理解をより深めることができるでしょう。最新の情報やサービス内容については、郡山信用金庫の公式サイトをご確認ください。

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