郡山町 (鹿児島県)

郡山町（こおりやまちょう）とは

郡山町は、かつて鹿児島県日置郡に存在した町です。薩摩半島の中央部に位置し、豊かな自然に囲まれていました。町の中央部には甲突川が流れ、その流域に集落が形成されていました。また、北部は山岳地帯となっており、八重山などの山々が連なっていました。

歴史

郡山町の歴史は、1889年（明治22年）の町村制施行に始まります。この時、郡山郷の区域をもって郡山村が発足しました。その後、1956年（昭和31年）に下伊集院村の一部を編入すると同時に町制を施行し、郡山町となりました。

しかし、2004年（平成16年）に鹿児島市に編入され、自治体としての郡山町は消滅しました。

年表

1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、郡山村として成立。
1954年（昭和29年）3月14日：「市[[町村]]合併に関する賛否投票」で、鹿児島市との合併に賛成多数。
1956年（昭和31年）9月30日：下伊集院村の一部（有屋田・嶽）を編入し、町制施行。
2004年（平成16年）11月1日：鹿児島市に編入され廃止。

地理

郡山町は、薩摩半島の中央部に位置していました。町の中心部を甲突川が流れ、西部には神之川、東部には川田川（甲突川支流）が流れていました。これらの河川沿いには集落が点在していました。

また、町の北部には八重山をはじめとする500m級の山々が連なっており、山岳地帯を形成していました。

大字

郡山町は、以下の8つの大字で構成されていました。

郡山
西俣
東俣
川田
油須木
厚地
有屋田
嶽

これらの大字は、現在の鹿児島市郡山町、西俣町、東俣町、川田町、油須木町、花尾町（旧大字厚地）、有屋田町、郡山岳町（旧大字嶽）に引き継がれています。

教育

郡山町には、以下の学校がありました。

高等学校

（記載なし）

中学校

（記載なし）

小学校

郡山小学校
西俣小学校
東俣小学校
川田小学校
油須木小学校
厚地小学校

※太字の学校は標準服がありました。

交通

道路

国道328号
鹿児島県道36号川内郡山線
鹿児島県道40号伊集院蒲生溝辺線
鹿児島県道211号小山田川田蒲生線
鹿児島県道309号山田湯之元停車場線

路線バス

JR[[九州バス]]北薩線：鹿児島駅 - 鹿児島中央駅 - 薩摩郡山駅 - 入来 - 宮之城
林田バス（現・鹿児島交通）：鹿児島 - 郡山
郡山元気バス - JR[[九州バス]]運行

名所・旧跡

郡山町には、以下の名所・旧跡がありました。

花尾神社
川田堂園供養塔群
八重山公園
八重山甲突池
郡山温泉郷

参考文献

郡山郷土史編纂委員会『郡山郷土誌』鹿児島市教育委員会、2006年。
角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。

関連項目

鹿児島県の廃止市[[町村]]一覧
* 郡山町 (曖昧さ回避)

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