郡山西環状道路

郡山西環状道路（あさか野バイパス）

郡山西環状道路は、福島県須賀川市から郡山市日和田町に至る国道4号のバイパスとして機能しています。この道路は、地域高規格道路の計画路線に指定されており、終点からさらに本宮市まで現道拡幅区間を含めた区間には「あさか野バイパス」という愛称が付けられています。

概要

• - 起点：福島県須賀川市大字仁井田字大谷地
• - 終点：福島県郡山市日和田町
• - 事業主体：国土交通省
• - 全体計画：延長14.1 km
• - 車線数：4車線
• - 規格：第3種第1級
• - 設計速度：80 km/h

歴史

郡山西環状道路の計画は1971年度に都市計画が決定され、1974年度に事業が開始されました。1975年度には工事が着手され、1980年代には暫定2車線での部分供用が開始されました。1995年には郡山西環状道路が整備区間に指定され、同年7月にはバイパス部14.1kmが全線供用（暫定2車線）となりました。その後、順次4車線化が進められ、2003年3月には全線4車線供用となりました。

2016年4月1日には、郡山市街地を通る従来の国道4号が県道や国道288号へ指定替えとなり、郡山西環状道路が国道4号の本線となりました。

愛称

この道路は、当初「郡山バイパス」と呼ばれていましたが、工事範囲の拡大後、1999年に「あさか野バイパス」という愛称が公募により決定しました。現在でも、沿線には「郡山バイパス店」を名乗る店舗が存在します。

交通量

2015年度の道路交通センサスによると、郡山西環状道路の各地点での平日24時間交通量は以下の通りです。

• - 郡山市安積町笹川字北向：36,501台
• - 郡山市安積町荒井字大久保：49,068台
• - 郡山市字上亀田：59,496台
• - 郡山市富田町西原：53,830台
• - 郡山市喜久田町字四十坦：56,434台
• - 郡山市日和田町高倉：48,607台

これらのデータから、郡山西環状道路が郡山市周辺の交通を支える重要な役割を果たしていることがわかります。

道路施設

郡山西環状道路には、以下の主要な道路施設があります。

• - 十貫内高架橋：須賀川市滑川から郡山市安積町笹川に至る高架橋で、上り線が現道をオーバーパスします。
• - 笹原川橋：安積町荒井にて笹原川を渡る橋梁です。
• - 荒井大橋：安積町荒井にて福島県道47号郡山長沼線などを渡る橋梁です。
• - 南川橋：大槻町にて南川を渡る橋梁です。
• - 針生高架橋：大槻町から台新、鳴神に至る高架橋で、県道6号郡山湖南線などを渡ります。福島県内の道路橋梁としては4番目の長さです。
• - うねめ高架橋：亀田から上亀田に至り、福島県道142号河内郡山線を渡る高架橋です。
• - 亀田大橋：亀田から富田町に至り、国道49号などを渡る橋梁です。
• - 若戸橋：富田町から町東に至り、逢瀬川を渡る橋梁です。
• - 日吉橋：町東から不動前に位置し、市道伊賀河原西柳作線を渡る橋梁です。
• - 富田跨線橋：喜久田町から八山田に至り、JR磐越西線を渡る跨線橋です。
• - 原跨道橋：日和田町にて市道日和田堀之内線を渡る跨道橋です。
• - 山の井橋：日和田町にて藤田川を渡る橋梁です。
• - 日本橋

今後の展望

郡山西環状道路（あさか野バイパス）は、郡山市を中心とした地域における交通の円滑化に大きく貢献しています。今後の交通需要の増加に対応するため、更なる改良や周辺道路との連携強化が期待されています。

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