都大路ステークス

都大路ステークスについて

都大路ステークス（みやこおおじステークス）は、日本中央競馬会（JRA）が毎年京都競馬場の芝外回り1800メートルで実施するリステッド競走です。このレースの名称は、京都市内を走る主要な通りを指しており、平安京の碁盤の目状に整備された市街地の歴史を色濃く反映しています。現在でも、三条通や四条通など、当時を感じさせる通りの名前が残っています。

概要

都大路ステークスは1991年に創設され、初めは京都競馬場のダート1800メートルで5歳以上の1500万下特別競走としてスタートしました。1992年から1994年にかけては開催されなかったものの、1995年からは芝外回り1600メートルで施行され、出走条件も4歳以上に変更されました。1996年には再度の開催休止がありましたが、1997年には5歳以上のオープン特別競走として再開されました。

さらに、2000年から2004年の期間中には、地方所属馬がこのレースで1着になった場合、安田記念の優先出走権が与えられる特典もありました。2007年には国際競走に指定され、2010年から現在の芝外回り1800メートルに変更されました。近年では2019年にリステッド競走に昇格し、2021年と2022年は京都競馬場の整備工事に伴い中京競馬場の芝2000メートルで開催されました。

直近の2025年時点では、賞金は1着2800万円、2着1100万円、3着700万円、4着420万円、5着280万円となっています。

歴史の歩み

都大路ステークスの歴史は1991年に始まり、その後さまざまな変遷を経て現在に至ります。

• - 1991年: 京都競馬場のダート1800メートルで5歳以上1500万下の特別競走として創設。
• - 1992年～1994年: 開催休止。
• - 1995年: 芝外回り1600メートルに施行距離を変更し、4歳以上に出走条件を改正。
• - 1996年: 再度開催休止。
• - 1997年: 出走条件を5歳以上に戻し、オープン特別に昇格。
• - 2001年: 馬齢表示の国際基準に合わせるため出走条件を4歳以上に改定。
• - 2005年: ハンデ戦に変更。
• - 2007年: 国際競走に認定。
• - 2010年: 負担重量の設定を別定にし、施行距離を芝外回り1800メートルに改める。
• - 2019年: リステッド競走としての位置づけを獲得。
• - 2020年: 新型コロナウイルスの影響で無観客開催。
• - 2021年・2022年: 京都競馬場のリニューアル工事により中京競馬場で開催。
• - 2025年: 再びハンデ戦に変更。

歴代優勝馬

都大路ステークスの優勝馬は、1991年のダートコース開催から始まり、その後芝コースに移行してからも歴代の名馬が名を刻んでいます。優勝馬の年齢は、2000年以前も現在の表記に揃えられています。特に競馬ファンにとっては、優勝馬の栄光の瞬間が鮮明に記憶に残っていることでしょう。

京都の文化と競馬が融合したこのレースは、今後もファンに愛され続けることでしょう。

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